社寺巡り 京都・2017年 春期特別公開 「古知谷阿弥陀寺」
(こちだにあみだじ) 2017/05/13
の続きで、


もう一ヵ所、特別公開のお寺へ向かっています。







寂光院1
いや、訪れる機会の少ない京都・大原地区なので、これを機に
何とかもう一ヵ所くらいは巡っておきたいな~と。




そう言いつつも、もう夕方になり、閉門のお時間が近づいて
いるんですが。 (^^;)









寂光院2
ぶつぶつとり言を呟きながらも、がり込む様に目指す
お寺へ到着。



さてこちらは、その名も寂光院(じゃっこういん)。 (゚д゚)ノ











寂光院3
大原でお寺というと、まずは代名詞的な三千院
(さんぜんいん)では?


という自らのツッコミはいておいて、 (^^;)









寂光院4
寂光院(じゃっこういん)も大原では大変有名なお寺。

以前から一度はれてみたいと思っていたんですよね。



皇室ともゆかり深いお寺とあって、菊の御紋がかし彫り
になった門扉がまた、

印象的・・・。  ~~(  ̄人 ̄)









寂光院5
さて、こちらが受付ですね。


特別公開の拝観料をお納めして、いざ潜入を、

と思いきや・・・、









寂光院6
少し進んだ客殿が、特別公開専用の受付である模様。 (゚д゚)



う~ん、これまでくの特別公開を拝観して来ましたが、

窓口がけられた受付というのはめてかも知れません。



何はともあれ、拝観料800円をお納めして潜入をば。 (^^;)



ちなみにいつもの如く、お堂内は撮影禁止なので、
写真はパンフレット他より拝借。 (^^;)









寂光院9
お庭は撮影OKとの事なので、1枚パチリ♪



おお、客殿内には京都画壇の画家たちによる絵画が
ズラリと展示されていますよ。 (゚д゚)



明治四十二年(1909)、三宅呉暁や山元春挙など、京都画壇を
代表する日本画家たちによって、
寂光院の旧書院に平家物語にちなんだ四十四面の襖絵が
描かれたそうな。



そういった御縁から、明治から昭和戦前にかけての京都・円山
四条派
の画家達によって描かれた

多くの絵画がこちら寂光院にまっているんですね。




それにしても、いきなり絵画の拝観からスタートというのも、
順路としてはしいかも知れません。 (^^;)









寂光院7
そんな事を言いつつも、望月玉成(もちづきぎょくせい)筆の、
「鶉(うずら)と八千草図」を拝見。 (^^;)



柔らかい印象ながら、実に繊細で写実的に描かれてますね~。

生き生きとした二羽のウズラも、また愛らしい。 (*^^*)



「円山・四条派」は、円山派の祖である円山応挙(まるやまおうきょ)
の写生的画風に、

四条派の祖である呉春(ごしゅん)が影響を受けているんですね。



写実的な描写に拘らず、装飾性とも調和させているこの画には、
同派の後発である玉成の特徴が、特に感じられたり・・・。 ( ̄人 ̄)



そんながします・・・。 ( ̄人 ̄)   ←(実は良く判っていない)



いや、京都画壇の系譜も奥い世界なので、本日の所は
雰囲気をしむ程度にしておきましょう。 (^^;)









寂光院8
やや逃避気味に、お次は三宅呉暁(みやけごぎょう)筆・
「枯木野猿図」(かれきやえんず)の拝見を。 (^^;)


旧書院はお玄関の襖絵に当たるんですね。



老木に腰掛けた一匹の

しげに遠くを見つめ、どこかろな表情の様にも見えます。


これまた四条派の一人に相応しく、繊細なタッチですね~。



平家物語に記された、後白河法皇が隠棲中の建礼門院をかに
訪ねたとされる故事・大原御幸(おおはらごこう)。


呉暁はその晩春の寂光院をイメージして、この絵を描いたとか。



平家物語という文章からのイメージだけで、これほどの絵を描き
上げてしまうとは、


やはりいつの世もアーティストって、スゴイ・・・。 ( ̄人 ̄)









寂光院10
多くの絵画が展示されていますが、拝観も程々に、先へまねば。

閉門のお時間が近いと言いながら、えらく長居してるし。 (^^;)



それにしても、お次はいきなり境内のへ出て行くんですね。


いや、特別公開の順路としては、しい展開だな~と。 (^^;)









寂光院11
今回の拝観では、こちら収蔵庫が特別に公開されている模様。



旧御本尊である「地蔵尊」が安置されているとの事ですが、

そもそも、御本尊とはどういう事でしょうか。  ?(゚д゚)?



疑問に思いつつも、ひとまずは収蔵庫内へ。  ~(  ̄人 ̄)



引き続き、内部は撮影禁止なので、 写真はパンフレット
他より拝借しつつも・・・、









寂光院31
庫内中央には、なんと黒焦げの仏像!?  (@_@;)




・地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう)
 
 鎌倉時代・像高2.6m 木製 : 重要文化財





こちらのお地蔵様、今から17年前は2000年5月未明、放火
事件で焼損した

旧御本尊だそうな。



こけら葺き御本堂も焼け、御堂内に安置されていたお地蔵様も
こんな焦げになってしまったんですね。



それにしても、あまりに々しいお姿・・・。 ( ̄人 ̄;)









寂光院12
これ以上の劣化を防ぐ為、お地蔵様は樹脂加工が施され、現在は
こうして空調が整った収蔵庫に安置されているワケですか。



焼損しながらも原型を保っていた事などから重文指定は継続
されたのは何より。



消火活動の際に雨状放水という、シャワーを浴びせる様な
方式が取られたのも、

こうして原形を保つ事が出来た要因だったんですね。



壮絶な火災現場の中、お像の正面からの放水も避け、消火剤
も使われなかったとか。



いやホント、消火活動に当たられた消防士さん方の咄嗟の判断に、
お地蔵様の姿をしでも護りたいという


の心が感じられたり・・・。 ( ̄人 ̄)









寂光院13
胎内に収められていた約3,400体の小地蔵像(像高10~15cm)
も多くが無事だったんですね。


大切に保管されている小地蔵様方のお姿を、こちら収蔵庫では
間近で拝見する事が出来ます。 ( ̄人 ̄)




それにしても、本放火事件、犯人逮捕のまま2007年5月9日、
すでに公訴時効が成立しているそうな・・・。



残念な限りですが、でもでも、こうしてお地蔵様を拝見すると、
黒くけ焦げたお姿になろうとも、

人々を救わんとするパワーが、今なお躯体から放たれて
いる様に感じます。



こうして特別公開の日にお会い出来た事に感謝しつつ、

改めまして、お参りを・・・。 ( ̄人 ̄)









寂光院14
存分にお参りしたので、お次の順路へ・・・、  ~~(  ̄人 ̄)



と思いきや、係りの方の案内によると、特別公開の内容は
以上で終了との事。



なんか公開箇所・・・、なくないですか?   ?(゚д゚)?



いや、いつも特別公開というと、御本堂内でお寺の歴史
ご説明があったりするもので。 (^^;)



そう思ってお聞きしてみると、









寂光院15
先ほど巡って来た「京都画壇の絵画」と「収蔵庫」の2ヵ所のみが
特別公開エリアで、

御本堂を含めたお寺の境内に立ち入るには、通常拝観として
拝観料がまた別に必要との事。



マジッスカ?  (゚д゚)     ←(混乱気味のヒト)



いや、ワタクシもこれまで多くの特別公開をって来ましたが、

通常拝観と特別公開のエリアがこれほど明確にけられている
箇所にお伺いしたのは、あまり無かった様な・・・。 (^^;)







寂光院16
そう言いながらも、さらっと受付にって来たり。 (^^;)



せっかく大原のここまでお伺いしたので、通常拝観せずには
れません。



特別公開の800円とは別に、通常拝観料600円

改めてお納めをば。 (^^;)









寂光院17
そして長~い石段を上り切り、山門を前に一礼を。

息も整えてから、潜入~。 ~~(  ̄人 ̄)



本日はこのタイミングで沿革のくだりなどを。 (^^;)





天台宗の尼寺で、山号を清香山、寺号を玉泉寺といい、寂光院は
玉泉寺の子院であった。

推古二年(594)に、聖徳太子が御父・用明天皇の菩提を
弔うために建立されたと伝えられる。

(以下、公式サイト他より抜粋。)









寂光院18
傾きつつある陽も相まって、境内のお庭は趣がありますね~。 (^^)


洛北でも屈指の古刹と云われる、寂光院の由縁が垣間見られます。




初代住持は聖徳太子の御乳人であった玉照姫(たまてるひめ
:慧善比丘尼)で、その後、代々高貴な家門の姫君らが住持となり、

法燈を守り続けてきたと伝えられるが、史料が湮滅(いんめつ)して
名前はわらない。









寂光院19
の池(みぎわのいけ)も拝見を。

平家物語は「大原御幸」の一段で、後白河法皇が建礼門院の
閑居を訪ねた折の一首に因んだ池だそうな。





阿波内侍(あわのないじ)は、出家以前は宮中にあった
建礼門院(けんれいもんいん)徳子に仕え、

寂光院のある草生の里では柴売りで有名な大原女(おはらめ)
のモデルとされている。









寂光院20
書院の軒先と、山門を絡めて1枚、パチリ♪

さすがにこの時間帯になると参拝客も減って、写真も撮り易い。 (^^;)





3代の建礼門院徳子(平清盛息女・高倉天皇中宮・安徳天皇母)は、
文治元年(1185)年9月に入寺し、真如覚比丘尼と称した。

源平の合戦に敗れ長門国壇ノ浦で滅亡した平家一門と、我が子・
安徳天皇の菩提を弔いながら、この地に侍女たちと共に閑居して終生
を過ごされた。




この風情ある庭園は、まさに平家物語を描写したものだとか。

改めて寂光院、平家物語と縁い寺院なんですね~。










寂光院21
それでは、やっとな感じで、・御本堂へお参りを。



閉門のお時間がって来ているので、時間は巻き気味に。 (^^;)









寂光院22

御本尊


・六万体地蔵菩薩立像(ろくまんたいじぞうぼさつりゅうぞう)

 財団法人・美術院作





お賽銭をすべり込ませ、


手順正しく、心をめてお参りさせて頂きます・・・。 ( ̄人 ̄)





2000年5月の不慮の火災から僅か5年後、消失した御本堂と共に
御本尊も平成の仏師によってたに建立されるに至ったんですね。


形・大きさ共に元通りに再現され、彩色(さいしき)も鎌倉時代制作
当時そのままに再現されているとか。



黒焦げになってしまった・御本尊様も、制作当時はまさに、
この様なお姿だったのでしょう。




地蔵菩薩の本願は抜苦与楽(ばっくよらく)で、それは「慈悲」
の心を表すそうな。


どのようなお姿になろうとも、慈悲深いお地蔵様にわりありません。



改めて、お参りを・・・。 ( ̄人 ̄)









寂光院23
寂光院では阿波内侍(あわのないじ:藤原信西の息女)を
第2代と位置づけているそうな。


崇徳天皇の寵愛を受けた女官で、出家のあと永万元年(1165)に
入寺し、「証道比丘尼」と称したんですね。



建礼門院(けんれいもんいん)のお像と共に、御本尊の
後方に祀られているので、合わせてお参りさせて頂きます。









寂光院24
さて、急いで順路に従って拝観を続けましょう。



5時の閉門のお時間が迫って、本気でって来た。 (^^;)









寂光院25
そんなワケで、建礼門院御庵室跡(ごあんじつあと)を、


流し拝観~。    ( ̄人 ̄ )~~   ←(コラコラ)




壇ノ浦の合戦で平家が敗れたあと、ひとり助けられて
京都に連れ戻された建礼門院は、

御本堂の北奥、丁度この辺りに隠棲されていたんですね。



いや、時間がしているので、流しお参り的に拝観を。 (^^;)









寂光院26
おお、こちらが先にお参りした、御本尊が安置される収蔵庫
でしたか。


いや、このタイミングながら、境内建物それぞれの位置関係が
把握出来たり。 (^^;)



それにしても、こちらの公開時間は4時までだったんですね。


既に入口の扉はめられて、アブナイアブナイ。 (^^;)









寂光院27
お次は、宝物殿(鳳智松殿:ほうちしょうでん)へ。



続けて流し拝観~。    ~~(  ̄人 ̄)   ←(もったいない)



いやホント、殿内は平家物語・大原御幸や、建礼門院ゆかりの
貴重な寺宝が数多く展示されているんですが、



なにぶん時間がしているので、流しお参り的に拝観。 (^^;)









寂光院28
タイムリミットの5時が目前なので、最後はけ足で階段を下りて
おいとまを。 (^^;)



おっと、閉門が間近と言えども・・・、









寂光院29
こちら受付で御朱印を頂くのは忘れずに。 (^^;)



訪れる機会がないので、是非頂いておきたい所。 (^^;)









寂光院30
御本尊様である「地蔵尊」(じぞうそん)と書いて頂けました。


何とか頂けて、かった~。 (^^;)



充分に御礼を申し上げて、ありがとうございました~。 m(_ _)m









寂光院16
さてさて、そんなこんなで、京都・2017年 春期・特別公開
「寂光院」 (じゃっこういん)。


終盤は時間が押してただしい展開になりましたが、 (^^;)

でもでも、平家物語ゆかりの尼寺で、良いお参りをさせて
頂きました。


御本尊様からは、それぞれのパワーを頂けて
大満足。 ( ̄人 ̄)



寺宝も多いので、ゆっくり拝観出来なかったのだけが、
チョト残りだったり・・・。 (^^;)






さて、そんなワケで2017年春期・特別公開シリーズはひとまず
これにて終了


また2ヵ所しか巡れませんでしたが、先の古知谷阿弥陀
を含めて、遠方の大原地区で内容の濃い拝観が出来たので、

ワタクシ的にはとりあえず満足。 (^^;)



この後、また暫くは通常お参りですかね~。



いや、そう言っている内に、お次は京の夏の旅
シリーズが迫って来たり・・・。 (^^;)






powered by TomiryuMap






スポンサーサイト
Secret

この記事のトラックバックURL
→http://watashaji.blog81.fc2.com/tb.php/701-a52388a3