10/4(日)。 京都府・宇治市は「安養寺」(あんようじ)へ行って参りました。



さて、本日のお目当ては、コチラ。






2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺1
2015年・「京都浄土宗寺院・特別大公開」! (゚д゚)



京都府内には約600ヶ寺の浄土宗寺院があるそうな。



そのほとんどが非公開とされている中、普段お寺や浄土宗の教えに
なじみのない人にもしんでもらおうと、

「浄土宗京都教区」が18日(日)まで、京都府内の40カ寺で特別公開を行うんですね。




これはかに。


普段よく社寺巡りをしているワタクシも、比較的神社は立ち入り易いながら、

対するお寺は檀家さんでないとりにくいと感じますからね~。



一般に門戸をいて頂けるとは、素晴らしい企画でございます・・・。 ( ̄人 ̄)




そう言いながらも、今回はコメントでえて頂いた情報だったりして。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺2 2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺3
さてここで、公式サイトからリストの一部を拝見しましたが・・・、

あまり染みのないお寺が多いですね~。



観光寺がメインではないので当然ですか。 (^^;)



それにしても、期間中に公開日がわずかに1日だけだったり、

その上、公開時間がわずか2時間だけだったりと、


なかなかにハードルがい。 (^^;)



少々マニア向けな特別公開の趣が。 (^^;)   ←(コラ)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺4
そんな事を言いつつも、本日はひとまず、「安養寺」を指しているワケで
あります。 (^^;)



ちなみにこちらを選んだ理由は、公開日時や場所的な兼ね合い、はたまた

本日の自分のスケジュールと照らし合わせると、この日は「安養寺」しか無く・・・、



いわゆる消去法だったりして。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺5
そんないくだりを経て、やっとお寺に到着。 (^^;)



寄り駅は、京阪電車の「三室戸駅」、JRだと「宇治駅」ですか。


いずれも徒歩10~15分程と、交通は至便









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺6
石段を上りきり、山門に到着すると・・・、


アリャ? 受付が、無い・・・。  (゚д゚ )~( ゚д゚)



一般的な特別公開だと、ここで拝観料をお納めしてから入山するんですが、


お寺の方はおろか、他の参拝者の姿も見えず。









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺7
特別公開な空気感はゼロですが、ここまで来たら先へ進むしかありません。



というワケでひとまずの所、門前で一礼し、


勝手に潜入~。 (^^;)






安養寺は山号を羽戸山(はとざん)と称し、もと羽戸の地に創建されたが、
その後の沿革についてはよくわからない。

水害などにより荒廃していたが、天文七年(1538)、僧・念誉助心によって
再興され、宗旨も天台宗から浄土宗に改められたという。

(以下、お寺の案内看板・しおりより抜粋。)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺8
秋風なびくコスモスを画面いっぱいに散りばめて、御本堂をパチリ♪

澄み渡る空にも、を感じますね~。





貞享二年(1685)に寺地が現在地に移り、その太鳳寺村(たいほうじむら)
に住む茶師たちの帰依を受けて繁栄したと伝える。





ちなみに「茶師」とは、製茶業を営む生産家の通称なんですね。

かつての宇治では、大名家の御抱え茶師にまでなり、地位を確立していたとか。



室町時代頃からあったといわれる「茶師」という名称も、江戸時代になると
「宇治の御用茶師」を指すようになって、
幕府や朝廷の茶も取り扱い、数々の特権を与えられていたそうな。




そんな茶師方の帰依が深かったお寺とは、


改めてここはお茶処、宇治。 ( ̄人 ̄)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺9
続いてこちら手水舎でお清めを。

背景には鐘楼堂との対比で、いい具合にれてご満悦。 (^^)





現在の寺の所在地を、一昔前は「山城国宇治郡宇治村字莵道」と呼んでいた。
宇治という名称は平安時代に定着したようで、それ以前は莵道(ウジ)と
呼ばれていたという記述が、日本書紀や古事記に見られる。





なるほど、平安期以前は兎道(とどう)と書いて、「うじ」と読んでいたんですか。


しかしながらお寺の住所の一部である「兎道」は、「とどう」の読みが残っていたりと、



歴史が深くてなかなかにしい。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺10
安養寺の前を通る道を、「奈良道・旧奈良街道」と呼び、この地域で最も
街道である。この街道を北に進めば山科を経て、蹴上(けあげ)から京都御所
へと通じ、南に進めば宇治の港を超えて、奈良の都へと通じている。





歴史ある街道沿いに佇むお寺。


境内はとてもかで、落ち着いた気持ちになります。 ( ̄人 ̄) 









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺11
それではいよいよ御本堂へお参りを。



う~ん、それにしても、「特別公開」の空気感はゼロ。 (^^;)


今一度、スマホから公開期間を確認しましたが、違いはない模様。 (^^;)



いずれにしても、せっかくお伺いしたので仏様のお姿は拝見したい所です。





というワケで・・・、









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺12
そ~っと御本堂の扉を、けてみる。 (゚д゚)    ←(勝手に)





いや、一応様子見的に。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺13
そして、そ~っとお堂内に、ってみる。 (゚д゚)    ←(無断で)




結局は勝手に潜入したりして。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺14
そしてそのままの流れでお参りも。 (^^;)




御本尊


・阿弥陀如来(あみだにょらい)





お賽銭をすべり込ませ、


手順正しく、心をめてお参りさせて頂きます・・・。 ( ̄人 ̄)






それにしても、ワタクシ以外も来ませんね~。


いやホント、こんなに参拝者の居ない特別公開はめてだったり。



静かにお参りが出来るので、しい限りなんですが。 (^^;)






そんな人の居ない状況を狙って・・・、










2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺15
またお堂内を撮ってしまいました。  (^^;)



もうしわけありません。 (^^;)




こうしていつものお約束を入れていると、背後から人影がぬ~っと現れて、


びっくりした~。 (゚д゚;)




こちらの御住職だったようです。 (^^;)



ワタクシの不審な挙動は、防犯カメラで監視されていたんでしょうか。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺16
そんな失礼な事を呟いていると、御住職直々にお堂内のご説明をして
頂ける模様。 (゚д゚)



これは恐縮です。 (^^;)




サイズも大きく、保存状態も良い涅槃図は印象的ですね~。



その左手の阿弥陀三尊来迎図(あみださんぞんらいごうず)も
見もの。

大変古いもので、少なくとも室町時代以前の作だそうな。


箱書きには、平安時代中期の天台宗の僧・恵心僧都(えしんそうず)作
と銘があるものの、


もし本当ならば国宝モノなので、真相は怪しいとか怪しくないとか・・・。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺17
でもでも、こうして間近で拝見すると非常に精巧な造り。貴重な品である
事には違いありません。



特に阿弥陀様の肩口に残る、截金(きりかね)文様。


金箔を細長い線状に截断し、貼付して文様を表す装飾技法ですが、

これがまたミクロン単位の精密さ。



この様な技法が、既に平安時代に確立されていたとは驚きです。


そんな作をまた、この平成の時代で拝見出来る事に、感謝を・・・。 ( ̄人 ̄)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺18
続いて、こちらのお地蔵様についてご説明頂けるんですね。



平安末期作、木造・地蔵菩薩立像。 寄木造・像高97cm。 宇治市指定文化財。

かの陰陽師・小野篁(おののたかむら)作と伝わるそうな。


ここに訪れる参拝者のほとんどは、こちらのお地蔵様がお目当てだとか。



これまた貴重な仏様を拝見出来て、ありがとうございます~。 ( ̄人 ̄)




でも、お堂の奥の方に安置され、お姿も全体的にお黒いので、

カメラに収めるのがしかったり。 (^^;)     ←(コラコラ)




一応お堂内は、許可を頂いて撮影しておりますので、念の為。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺22
こちらは阿弥陀様。



平安時代作、木造・阿弥陀如来坐像。 一木造・像高49.5cm。 宇治市指定文化財。


台座天板裏には、寛文四年(1664)に正善庵に本尊として祀られていた旨の書き
があるとか。



これまた美しいお姿の如来様を拝見出来て、ありがとうございます~。 ( ̄人 ̄)




それにしても、許可を頂いて落ち着いてカメラを操作すると、さすがに

綺麗に撮れます。 (^^;)










2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺19
こちら安養寺には、このような貴重な阿弥陀像が体も安置されているそうな。



元々この近辺には五つ位お寺があり、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)等
によって安養寺に統合されたとか。



なるほど、その様な事から、各お寺に祀られていた御本尊の阿弥陀像が
こちらに集結した、と言うワケですか。









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺21
地名に関するエピソードもなかなかに興味深い。



平安期には既に「ウジ」と呼ばれていた兎道(とどう)の地名、実はこの地域、

地元の方からは太鳳寺(たいほうじ) と呼ばれているそうな。



涅槃図の箱書きにも確かに、その名称が受けられます。









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺20
その昔白鳳時代(奈良時代と平安時代の中間期)、
近くに「太鳳寺」というお寺が実在していた事に由来しているんですね。


ちなみに太鳳寺に関しては、地図や歴史書を調べても殆どて来ないとか。


あまりに古すぎて、概要が未だになんだそうな。



でも実在した証拠として、周辺の畑などを掘ると、写真の様な布目瓦や
伽藍の一部が出て来るとか。



実際に御住職が発掘されたモノだそうですが、こういった物が結構
ゴロゴロと出て来るというからスゴイ。 (^^;)



地域の方たちに、地名として受け継がれている事も考えると、相当にきな
伽藍を擁した寺院だったんでしょうね~。



こういったエピソードは、正にのお声でしか聞く事は出来ません。  ( ̄人 ̄)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺23
さて、またずいぶん長居しました。


めて御本尊様にお参りして、おいとましましょう。




ちなみに安養寺に伝わる正御本尊はあまり研究が進んでおらず、

出自等についてはよくっていないそうな。 (^^;)



他の仏様方が文化財に登録されて有名になるという、ある意味、
逆転現象ですが、



でもでも、ありがたい仏様である事に、変わりはありません・・・。 ( ̄人 ̄)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺24
あの、最後に、 ゴスインは・・・。  ( ゚д゚)     ←(ご心配なく)



本特別公開のリストにはご親切にも、あらかじめ御朱印の有無
記載されているんですね。



事前にチェックしていたので、ちゃんとく事が出来ます。 (^^;)









2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺25
そんなワケで、こちらが頂けました御朱印


「南無阿弥陀佛」(なむあみだぶつ)と書いて頂けました。



じっくりと御丁寧に書いて頂けて、ありがとうございます~。 



充分に御礼を申し上げて、おいとまを。 m(_ _)m










2015年 京都浄土宗寺院・特別大公開:安養寺26
さてさて、そんなこんなで、2015年・京都浄土宗寺院・特別大公開
「安養寺」(あんようじ)。


今回初めてこのシリーズで、去法的ながらお伺いしましたが、 (^^;)


でもでも、多くの仏様と御縁が結ばれて、貴重な寺宝も拝見できて、
大満足。 (^^)



お寺の歴史にまつわる色々なエピソードも、印象的でしたね~。



京都にもまだまだこの様なお寺がっているとは、本・浄土宗寺院公開も
もっと大々的に告知されても良いような気がしますが。 (^^;)



いや、そうするとまた拝観者が押し寄せて、穴場的なスポットでは
なくなるので、


現状維持でお願いしたいとも思ったり・・・。 (^^;)






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