2/7(土)。 京都市・左京区は、頂妙寺(ちょうみょうじ)へ行って参りました。



さて、本日のお目当てはコチラ。







頂妙寺2
京都市観光協会(公式サイト)が主催する、第49回・「京の冬の旅」
と題した非公開文化財・特別公開キャンペーン。



このイベントでは毎年冬と夏、1つのテーマを基に、普段は見学する事の
出来ない社寺や、建築・庭園・仏像などを特別拝観できるので、

ワタクシはいつもしみにしているんですよね~。



ちなみに今回の開催テーマは、「琳派400年記念」




リンパ! リンパ! (゚д゚)ノ





いや、無意味に「琳派」を連呼するのはやめましょう。 (^^;)









頂妙寺1
妙なくだりからも、本日は京阪・三条駅からスタート。 (^^;)




ちなみに琳派(りんぱ)とは、桃山時代後期に興り、江戸時代まで続いた
美術の流派の一つ。


今年2015年は、その琳派が誕生してちょうど400年になるんですね。




本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)と俵屋宗達(たわらやそうたつ)が創始、


尾形光琳(おがたこうりん)・乾山兄弟によって発展、そして酒井抱一(ほういつ)・
鈴木其一(きいつ)に受け継がれて、江戸の地に定着した一派なワケですか。









頂妙寺3
仁王門通りを東へ進んでいると、目指すお寺がえてきました。



駅から徒歩15分ほどと、これまた交通も至便。 (^^)









頂妙寺4
では失礼しまして、山門を前に1枚、パチリ♪



こちら頂妙寺は、「京の冬の旅」では初公開なんですね。



加えて、琳派の創始・宗達筆の貴重なお軸も展示されるとの事で
お伺いしたワケで・・・、









頂妙寺5
長い置きは程々にして、ひとまずは潜入~。 (^^;)


真っ直ぐの参道の先に、立派な仁王門が見えてきます。






聞法山(もんぽうざん)・頂妙寺は、京都二十一箇本山の一つとして、
日蓮宗の繁栄を担い続けた由緒寺院である。

下総中山・法華経寺、妙国院・日祝上人(にっしゅうしょうにん)が上洛布教し、

文明五年(1473)、土佐の守護・細川勝益(かつます)の帰依によって洛中に
開創された四丁四方の広大な伽藍であった。

(以下、お寺のパンフレットより抜粋。)









頂妙寺6
まずはこちら手水舎でお清めを、と思いましたが・・・、

本日は色々と使用出来ない様子なので、またの機会に。 (^^;)





その後、足利将軍家や近衛政家(このえ まさいえ)、尚通父子ら公家方を
はじめ、京都町衆の外護を受けて大いに発展した。

やがて法華一揆が起こるや頂妙寺は重要な拠点となり、天文法難
(1536)に拠り堂宇焼失し、堺に移るが、天文十五年(1546)帰洛復興する。









頂妙寺25
境内にはそれぞれ所縁のあるお社・お堂がられています。




天正七年(1579)、織田信長の策謀により安土宗論に破れ宗風は一時衰微
するが、秀吉の時代になり理非を明らかにされ、却って御朱印二十一石を寄せられた。









頂妙寺7
それにしてもこうして拝見すると、日蓮宗は京都十六本山の一つだけあって、
さすがに境内は広いですね~。




以後、延宝元年(1673)の京都大火や、天明の大火によって焼失し、現在の
堂宇は天明の大火以降の建立である。





様々な激動の歴史を乗り越えた境内は、今はこうも穏やかです。









頂妙寺8
さて、何はともあれ、まずは大本堂前でお参りさせて頂きましょう。




扉がまっているので中の様子を伺い知る事は出来ませんが、


心鎮めてお参りを・・・。 ( ̄人 ̄)









頂妙寺9
いや、特別公開の期間中なので、拝観料をお納めすればお堂内に
入れるんでした。 (^^;) 




なにもからお参りする必要はありません。 (^^;)









頂妙寺10
それではこちら総受付で、拝観料600円のお納めを。



改めまして大本堂内へ、お邪魔します~。 (^^;)









頂妙寺11
お堂の後ろ側から入る形になるんですね。



ちなみにいつもの如く、お堂内は撮影禁止なので、写真はパンフレット
他より拝借を。 (^^;)









頂妙寺12
おお~、内陣は豪華・煌びやかな造りで圧巻。 w(*゚0゚*)w




御本尊


・「南無妙法蓮華経」の多宝塔を中心とした十界曼荼羅




ご説明を聴く前に、まずは静かにお参りさせて頂きましょう・・・。 ( ̄人 ̄)





須弥壇(しゅみだん)の中央には日蓮上人が祀られているんですね。


その上には法華経のお題目である「南無妙法蓮華経」の多宝塔、

そして後ろ側の両脇には、「釈迦如来」(左)・「多宝如来」(右)。




更に脇侍四士・「上行菩薩」・「無辺行菩薩」・「浄行菩薩」・「安立行菩薩」、

別に二菩薩・「文殊菩薩」と「普賢菩薩」、周囲には「四天王」も祀られています。



これをもって、一塔両尊四士四天王二菩薩の様式というそうな。




う~ん、仏様のお姿とお名前を確認するだけで、なかなかに大変。 (^^;)




でもでも、特別公開でもなければ、こうしてお姿を拝見する事すら出来ません。



本日の御縁に、改めて感謝を・・・。 ( ̄人 ̄)









頂妙寺13
現在京都には、日蓮宗の本山は16ヵ寺在るんですね。


沿革にもありましたが、過去には21ヵ寺在ったものの、京都における当時の
日蓮宗は不遇の時代だったとか。



その発端が、天正の時代に信長の下で行われた「浄土宗 VS 日蓮宗」
の宗教問答。



結果として日蓮宗がけてしまったそうな・・・。




この「安土宗論」(あづちしゅうろん)、諸説あるものの、信長の策略により
日蓮宗の負けが最初からまっていたとか・・・。



でも敗者の現実として、今後京都で日蓮宗は一切の布教を行ってはならない
という、御法度の宗教とされてしまったんですね。









頂妙寺26
時は下って秀吉の時代になり、ずっと苦境に立たされていた日蓮宗も、
秀吉公によってその御触れが解かれ、

全面的に宗門布教の許可が出されて今に至る訳ですか。




以前から京都には日蓮宗のお寺がないな~と思っていましたが、このような
歴史が現在にも影響しているのかも知れません・・・。 ( ̄人 ̄;)









頂妙寺14
こちら寺宝の展示室には、秀吉公の五奉行の1人である前田玄以(まえだ
げんい)がしたためた判物(証文)も公開されています。



秀吉公のを受けた玄以が、この証文を頂妙寺に持って遣ったんですね。




こんな歴史的な書を目の当たりにしていると、何だか気持ちもくなったり。 (^^;)









頂妙寺15
美術品も鑑賞して気持ちの入れ替えを。 (^^;)



こちらは朝鮮時代の「蓮紙織画」(はすししょくが)。



紅白のハスにオオイヌタデを添えて、つがいのオシドリと蝶を配した画なんですね。



普通に描いた画を縦方向に一定幅で裁断し、同じ幅の白紙を横糸のように
織り込んでいく画法だそうな。



モダンアートな趣もあって、朝鮮時代に描かれたものとは思えません。




のちの江戸時代の奇才絵師、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)にも影響を与えた
という画だけあって、妙に納得。 (^^;)









頂妙寺16
続いてこちらがメイン展示、「俵屋宗達」筆のお軸・「牛図」(うしず:重文)。


二幅の内、この期間は左側・立ち姿の牛の一幅が展示されているんですね。



描かれている牛は何にも繋がれておらず、自由の身を表しているそうな。


歌人で公卿もあった烏丸光広(からすまる みつひろ)によって、漢詩で(さん)・
(褒め言葉)が添えられています。




「牛は常に繋がれた存在であるが、
この牛は何物にも束縛されない自由の身であるな・・・。」










頂妙寺17
人間は常に煩悩に束縛される生き物。



光広卿はそういった煩悩や苦悩からき放たれたいと言う気持ちを、

この牛にして賛を付けたのかも知れません・・・。 









頂妙寺18
何だかまたい気持ちになりつつ、最後は外に出て仁王門の拝見を。 (^^;)



仁王門というと一般的に仁王像が祀られていますが、こちらでは珍しく
が祀られているとか。









頂妙寺19 頂妙寺20
失礼しまして内部を1枚ずつ、パチリ♪


おお、これはまさしく、「毘沙門天」(左) と「持国天」(右)。 (゚д゚ )



鎌倉時代の仏師・運慶快慶の作というから、これまたスゴイ。



ちなみにこちらのお寺が創建されたのは、一つ時代の下った室町時代。



う~ん、今となっては経緯は不明ですが、でも様々な紆余円転をて、
最終的にこちらの門内に納められたんですね。




こういうミステリー的な要素があるのも、社寺巡りの面白いところ
だったり。 (^^;)









頂妙寺21
墓地には俵屋宗達のお墓も祀られていたので、お参りを・・・。 ( ̄人 ̄)






さて、また長居したので、そろそろおいとましましょうか。









頂妙寺22
おっと最後に、事務所で頂いておいた御朱印はこちら。 (^^;)


ちなみに書置きの分になるとの事ですが、ワタクシはそこは全然
構いません。 (^^;)



「南無妙法蓮華経」の書に、中央の「月星紋」(がっせいもん)
の朱印が印象的。



開山の日祝上人が千葉氏の縁者であった事から、千葉氏の紋を
そのまま寺紋にされたんですね。









頂妙寺23
一緒に頂けたにも、寺紋と寺名がデザインされています。



これまた特注な飴を、ありがとうございました。 (^^;)









頂妙寺24
さてさて、そんなこんなで、2015年・「京の冬の旅」 特別公開:「頂妙寺」
(ちょうみょうじ)。


琳派400年記念にして、創始・「俵屋宗達」ゆかりのお寺でとても良いお参りを
させて頂きました。 ( ̄人 ̄)



普段お目に掛かれない仏様とお会いできて、貴重な美術品も拝見できて、
歴史にも触れられるとは、やはり特別公開ならではですね~。




これから春にかけて、色々と他の社寺も公開される時季。



機会があれば、またって行きたいと思います。 (^^)






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