6/21(日)。 京都は「妙心寺」の塔頭・「東林院」(とうりんいん)へ
行って参りました。



お目当ては、コチラ。



東林院

~沙羅の花を愛でる会~







「会」といっても、なにもミーティングのようなものではありません。



6/12(金)~30(火)まで開催の、特別拝観のことです。(^^;)








JR花園駅
JR京都駅から嵯峨野線に乗り換えて、10分ほどで花園駅に到着。








妙心寺
徒歩約5分ほどで見えてきます。


臨済宗・妙心寺派大本山・「妙心寺」。(みょうしんじ)


当ブログでも、たびたびご紹介している、巨大なお寺です。








妙心寺脇参道
さて本日は南総門から入らず、右手に回り、こちらの脇道から行ってみましょう。








衡梅院
進んでいくと、以前お参りした「衡梅院(こうばいいん)」が見えてきます。
社寺巡り 京都・妙心寺「特別公開・衡梅院」(後編) 2009/3/17


こちらも普段は非公開の塔頭(たっちゅう)です。








東林院2
蓮池を右折すると、沙羅の寺・「東林院」の案内が。


テンション上がって参りました。(^^)





でも、拝観時間が午後4時までなのに、現在3時45分。




例によっていつものギリギリパターンです。(^^;)





急ぎましょう。 石畳を進み、突き当りを左折。








東林院4
おお、きれいなアジサイがお出迎え。


梅雨の季節に相まって、とてもキレイです。(^^)








東林院5
受付で、拝観料を納めます。

お抹茶・お茶菓子付で、1580円也。




チョトお高いような・・・。(^^;)




お茶を給仕頂く為に、名前を拝観券に記入して頂きます。








東林院6
さてさて、気持ちを改めます。


普段は非公開の「東林院」へ、いざ潜入。








東林院7
享禄4年(1531)細川氏綱が父、高国公の菩提を弔うため建立した三友院に
始まり、開基、山名豊国が東林院と寺号を改めて妙心寺に移し
直指宗顎和尚を開山として、以来山名家の菩提寺となっています。
(以下、お寺のパンフレットより抜粋。)








東林院8
周囲を竹藪に囲まれ、沙羅双樹の庭園と、枯山水庭園は
水琴窟(一壷天)の雅な音色と友に粋人に好まれています。
寺宝として狩野古法眼元信筆による細川高国公の肖像画、山名豊国公ご愛用の
鎧、兜、武具類等多数を有します。








東林院9
「沙羅(さら)の花を愛(め)でる会」


「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色・・・」と
『平家物語』にうたわれた沙羅双樹の花は、あまり見ることが
できません。梅雨の季節に、白い椿のような花を咲かせ、雨に打たれてすぐに
散ってしまうそのはかなさが、ひときわ心を打ちます。








東林院10
庭先にカエルさんが。


「カエルとき 来た時よりも美しく。」




戒めが禅寺っぽくて、こういうの好きです。(^^;)








東林院11
本堂庭先は、十数本の沙羅双樹からなる「沙羅林」で、見ごろに
なると青苔落花の風情が楽しめます。




なるほど、今が見ごろのタイミングに合わせて、「沙羅の花を愛でる会」と題して、
特別公開されるんですね。 愛でましょう、愛でましょう。(^^)








東林院13
本堂入り口まで来ました。



では、お邪魔します~。








東林院12
受付で、先ほどの「拝観券+お茶券」を渡します。


ご朱印もこちらで頂けるようです。



今日は遅くに来たので、先に御朱帳をお預けしておきます。(^^;)








東林院14
おお。 夕方なのに、けっこうなが。


お目当てのお庭は、あとでゆっくりと拝見いたしましょう。


まずは、お参りをせねば。








東林院16
さて、右手の間にあるのが、御本尊様のようです。


まずはこちらでお参りを・・・。

と、思いきや。



係りの方 : 「ワタクシ様、お茶のご用意ができました。こちらへどうぞ。(^^)」



ワタクシ : 「エッ ? (゚д゚) ? モ、モウデスカ。」








東林院15
本堂右手奥にある、こちらの間に通していただきました。








東林院17
マッハでご用意いただいたお茶。








東林院18
ご本尊様へのお参りはまだですが、せっかくご用意いただいたので、
先に頂いちゃいましょう。(^^;)








東林院19
それでは、いざ入刀。

「沙羅の花は白と黄 そのイメージの和菓子」


となりには、沙羅の葉を模した、みどりの小さな落雁が。




これは奥ゆかしい。




鼓月謹製、東林院オリジナルのお菓子だそうです。








東林院20
できればあちらで、沙羅のお庭を愛でながら、お茶も愛でたいのですが、
そんな事をしている人はいないので、ここでおとなしく頂きましょう。(^^;)








東林院21
お茶で、充分心が落ち着きました。


改めまして、御本尊様にお参りしましょう。



御本尊は観世音菩薩様です。



お茶を先に頂きまして、もうしわけありません~。( ̄人 ̄)








東林院22
さて、お参りの後は、お庭の軒先へ。


おお、これが沙羅双樹のお庭ですか。 スバラシイ。








東林院23
この本堂前庭(ぜんてい)には、11本の沙羅の木が植えられています。










東林院24
青苔の上に、散って落ちた沙羅の花。


なんとも、はかない趣です。








東林院25
しかしこれらの木、実のところ、「夏椿(なつつばき)」と呼ばれる植物でありまして、
日本では一般的に、この木を「沙羅双樹の木」と呼ぶのですね。





本物の沙羅の木は、インド原産の常緑高木で、寒さに弱く、日本の環境では
育たないそうです。





事前に調べていたので、ショックは少なくて済みました。(^^;)


ちなみに、「平家物語」に登場する沙羅双樹の木も、日本の夏椿のことを
指しているそうです。








東林院26
前庭の右側にも回って見ましょう。



むか~し、ある僧侶が、日本にあるはずもない沙羅双樹の木を探して
さまよった末に、夏椿の木を見つけ、 「おお、これぞ沙羅双樹の木!」と
勘違いし、それがそのまま日本の仏教界に広まってしまった、という説があるそうです。




梅雨の頃が見ごろなので、「梅雨椿(つゆつばき)」とも呼ばれるそうな。








東林院27
夏椿の花は、朝に咲いて夕方には散ってしまう、一日花(いちにちばな)。


そのはかなさが、仏教の説く「無常」とマッチするんですね。




ちなみにこの夏椿、成長すると木肌がサルスベリの木に似ているところから、
「サルスベリ」とも呼ばれるそうです。




別名が多くてややこしい。(^^;)








東林院28
おや、沙羅のお庭を前に、説法を行なって頂けるようです。


本日最後の説法との事。 これは聴かねば。



前方に陣取ります。








東林院29
この世の、あらゆる「無常」について、お話いただけます。


生あるものは必ず死ぬ。 しかし、死ぬという事が悲しい事ではない。
今を懸命に生きていない事が悲しい事なのだ。



お釈迦様が入滅する際に、弟子たちの前で行なった、最後の説法を
例に挙げて、説いていかれます。








東林院30
前庭に散った花と、説かれていく「無常」が妙にオーバーラップします。


みなさん、真剣に聴き入っておられます。








東林院31
前庭正面の、大きな沙羅の木は、残念ながら4年前に枯れてしまったとの事。



しかし、枯れて切った木の上の部分を、ただ捨てるのではなく、灰にして釉薬に混ぜて
茶碗を作ったり、門前の結界を作ったりと、全てを活かしきるというのが、
こちら東林院の住職の戒めだそうです。









東林院33
またこうやって、「沙羅の数珠」というものも作って、活かしているそうな。


こちらの住職、なかなかのアイデアマンで、器用な方なんですね。(^^;)



また、精進料理の大家でもあるそうです。








東林院34
しかし、こちらのお庭に散っている花。



説法の間、ふと見ていると、自然に「ポトリ・・・、ポトリ・・・、」と本当に木から
落ちていくんです。




ワタクシ、これは演出のために、花をちぎって、まんべんなくバラまいている
ものだと思っていました。(^^;)








東林院35
さてさて、難しいお話だけではなく、笑いを取る事も忘れません。

お話を頂いたこちらの僧侶の方、なんと倖田來未さんの大ファンだとか。



コンサート会場で購入されたという、お箸のエピソードには、一同大爆笑でした。








東<br />林院36
約20分の、ためになる楽しい説法はあっという間に終わってしまいました。


ありがとうございました。(^^)








東林院37
その後は、余韻に浸るように、しばらく沙羅のお庭をながめます。








東林院38
無常の象徴、沙羅双樹。

はかないこの花をながめていると、これが本物か、本物でないかは、
どうでも良いような気がします。






「でも、本物の沙羅双樹も見てみたいぞッ。 (#゚Д゚)ノシ 」






まあ、そういう方は本場のインドへ行ってください。(^^;)








東林院45
でも実際にインドへ行くのも大変ですから・・・、


京都ですと、「京都府立植物園」の温室に展示されているそうなので、
見に行かれてはいかがでしょうか・・・。(^^;)








東林院39
時刻はもう5時前。


みなさんそろそろ、帰られていきます。








東林院40
グッズ販売も漁りたかったのですが、もう閉店作業も進んでいたので、
また次の機会に。(^^;)








東林院41
おお、入り口でお預けした御朱印帳を忘れてはいけません。








東林院42
頂きましたご朱印。


「沙羅の寺」・京の宿坊 と書かれています。


ありがとうございます~。( ̄人 ̄)








東林院43
お出口はコチラ。

ありがとうございました。(^^)








東林院44
もう門の扉は閉められていたので、右の小さな扉からおいとましました。(^^;)



さてさて、京都は「妙心寺」の塔頭・「東林院」 特別拝観、~沙羅の花を愛でる会~ 。

存分に拝見いたしました。(^^)




「無常」。 それすなわち、なるものはい。




これから先、人生色々あるとは思いますが、ワタクシも沙羅の花を見習って、
一日を懸命に生きていこうと思います。(^^;)





そんなこんなで、今日はスバラシイ特別拝観をさせて頂き、大満足でした。(^^)






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