11/10(日)。 京都・下京区は「西念寺」(さいねんじ)へ行って参りました。







2013年 京都・秋季・非公開文化財・特別公開1
前回の、→社寺巡り 京都・2013年 秋期特別公開 「恵心院」(えしんいん) 2013/11/30
に続きまして、秋期・「特別拝観」の第二弾になりますが・・・、




秋期の拝観ネタを、冬期に更新とは、これいかに。 (^^;)   ←(更新遅すぎ)









西念寺1
そんな事を言いつつも、所在地図に従って五条通を東へ向かいます。 (^^;)




ちなみに今回も、初公開のお寺という事でお伺いする事に。









西念寺2
そしてじきに、目指すお寺に到着したハズですが・・・、



見えてきたのはなぜか、石の鳥居。 (゚д゚)





所在地図に記されたお寺ですが、外観はなんだか神社な趣。









西念寺3
少し先へ進んで、1枚パチリ♪




この角度から拝見すると、民家な趣きも感じたり。 (^^;)









西念寺4
でも、こうしておなじみのい看板が掲げられているので、今回特別公開の

西念寺に間違いないようです。









西念寺5
歩道橋の上から全体像を撮ろうとしましたが、ちょうど死角になって
うまく撮れず。




しかも、この日もあいにくの模様で、片手で撮っているとけっこうな
手ブレ写真になるし。 (^^;)










西念寺6
おや、こうして地上の東側から拝見すると、竹垣があしらわれていて、お寺
趣が感じられます。









西念寺7
さっきから前置きがいので、とりあえずお邪魔しましょう。


いざ潜入~。 (^^;)









西念寺8
法然上人を宗祖と仰ぎ、西山證空(しょうくう)上人を派祖と仰ぐ浄土宗禅林寺派に
属する西念寺は、

左大臣・源融(みなもとのとおる)の邸宅河原院跡、十六世紀に創建されたと伝わる。

(以下、拝観の手引きより抜粋。)






なるほどこちらのお寺、「源氏物語」の主人公・光源氏(ひかるげんじ)の
モデルといわれる、源融(みなもとのとおる)のお屋敷跡地と伝わるんですね。









西念寺10
こちらに手水舎があったので、まずはお清めさせて頂きましょう。





開基は月空珠心(げっくうじゅしん)大和尚。その後、豊臣秀吉の政策により
本願寺領を設けるために現在の地に替地となった。


西念寺は末慶寺・竹林院等三寺の末寺があったが、末寺には替地はなく田畑に各々
再建した。









西念寺9
それにしても、境内がやや狭いので、全景を撮るのが難しい。 (^^;)





かつては広大な境内であったが、明治初頭の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で
伽藍と墓地のみが残り、それも官有地となった。






こちら西念寺も、神仏分離が推し進められた廃仏毀釈の犠牲になったワケですか。



広かったであろう、往時の境内が偲ばれます・・・。









西念寺11
戦後、仮本堂や書院が再建されると共に、戦時特別政策により取り壊されていた
千喜満悦天満宮が寺内に遷宮された。






これまたなるほど、そのような経緯から現在の寺域の西側には鳥居が構えられて
いたワケですか。









西念寺12
お寺の歴史を噛みしめつつ、いよいよお堂内へ、お邪魔します~。 ( ̄人 ̄)





雨模様な上、観光寺でもないのに、結構な参拝客でわっています。









西念寺13
お堂内に入ると、大きな十六羅漢図がズラリと展示されています。



中国・杭州は、聖因寺の石像から拓本された羅漢図なんだとか。





モノクロームで屏風に仕立てられた、強くも繊細なタッチは、とても印象的です。








いや、いつもの如くお堂内は撮影禁止なので、写真はお寺の外観や、


パンフレットから拝借しながら。 (^^;)









西念寺15
そしてお堂内奥に進み、いよいよ御本尊様と対峙。



御本尊


・阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう・鎌倉時代)





檜(ひのき)で造られており、目には彩色の施された玉眼(ぎょくがん)が
嵌め込まれています。





鎌倉時代は平安時代に比べて、仏像の製作表現において細部の写実性
更に増し、より人間の姿に近づく傾向が強くなったんですね。




玉眼もその一例で、昔は木で作られていたものの、より人間の目に近く表現できる
ように、水晶が使われる様になったとか。





この玉眼の技法を多用したのが、運慶・快慶・湛慶に代表される、慶派(けいは)の
奈良仏師だったそうな。









西念寺25
仏様の優しいお顔を、より近くから拝観して欲しいというお寺様のご意向から、
今回特別に、厨子から出されているんですね。




中品中生(ちゅうぼんちゅうしょう)という、特殊な説法印を結ばれて
いるのも珍しい。


それもそのはず、この両手印相を結んだ仏像が現存する自体、例がないんだそうな。






でもこうして拝見すると、須弥壇(しゅみだん)の上に直接ドーンと乗せられたお姿は、

実際に拝見するとチョト異様かも。 (^^;)     ←(コラ)






でもでも、こうして特別な機会に仏様と御縁が結ばれる事に、感謝を・・・。 ( ̄人 ̄)









西念寺26
さて、浅井柳塘筆の屏風絵・松鶴図も拝見した後は、もう一つの目玉の寺宝、
涅槃図(ねはんず)の拝見を。


ちなみに涅槃図とは、お釈迦様が入滅(死去)される、まさにその時の様子を
描いた画なんですね。





現存する幾多の涅槃図の中でも、こちらの画は大変希少な逸品との事。









西念寺27
戦前の調査では、室町中期の作と鑑定されていたものの、2009年の新たな調査で、
平安後期の作と判明したとか。





国内で特に有名なものに、高野山・金剛峰寺所蔵「国宝 仏涅槃図」、そして
東京国立博物館所蔵「重文 仏涅槃図」がありますが、



こちら西念寺の画は、その中間位の製作時期であると考えられているそうな。









西念寺28
そのような両者の涅槃図に匹敵するほど、実は貴重な文化財であったとはスゴイ。



戦時中、先代住職が古井戸に吊るして守り、戦火から逃れたというエピソードにも、
この画の歴史深さが窺い知れます。





100年に一度見つかるかどうか」と、調査員の方々も驚くような貴重な代物を、
しかとこの目で、見届けました・・・。 ( ̄人 ̄)









いや、またダラダラとご説明を聴いて、お茶まで頂いて長居したので、そろそろ
おいとまを。 (^^;)









西念寺17
と、その前に、入って来る時に気になったお社にも、お参りして帰りましょう。





なるほど、こちらがお寺の沿革にもあった千喜満悦天満宮(せんきまんえつ
てんまんぐう)でしたか。









西念寺18

御祭神


・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)




こちらのお社をお護りしていた方が、九州へ移住される際に西念寺に寄進された
という経緯があるんですね。




お寺の敷地内に天満宮が祀られているのも、何気にしい事だそうな。





改めて、静かにお参りを・・・。 ( ̄人 ̄)









西念寺19
そんな事を言いつつもスキを狙って、


また殿内も撮ってしまいました。





もうしわけありません。 (^^;)









西念寺22
おふざけを入れていると、御朱印を頂くのを忘れかけて、アブナイアブナイ。 (^^;)




ちなみに、お寺と神社の二種類があるとの事ですが、滅多に無い特別な機会なので、

ダブルで頂戴いたします~。 ( ̄人 ̄)






「中品中生」の印と、天満宮のシンボル・「梅の紋章」が、それぞれとても印象的。



ありがとうございました。 (^^)









西念寺24
さてさて、そんなこんなで、京都・2013年秋期・特別公開 「西念寺」
(さいねんじ)。



今回も公開のお寺で、現存の珍しい仏様にお会い出来、大変良いお参りを
させて頂きました。 ( ̄人 ̄)



世紀の発見とも言える、仏涅槃図も間近で存分に拝見出来て、大満足。 (^^)




やはりこういった拝観は、特別公開でないと絶対に不可能ですね~。








さて、またえらく更新が遅くなりましたが、

2013年 京都・秋季非公開文化財・特別公開編は、これにてやっと終了。 (^^;)




最近は何かとしいと言いつつも、これは過去最悪のスローペース更新。 (´д`)





いや、他にもいくつか年内に更新しておきたいネタもあるので、時間を見つけて
チマチマとがんばろうと思います・・・。 (^^;)






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