4/28(日)。 京都市・左京区は「大興寺」(だいこうじ)へ行って参りました。




さて、本日のお目当ては、コチラ。






2013年 京都・春季:非公開文化財 特別公開 その2-1
2013年京都・春季:非公開文化財特別公開 2013/03/16 & その2
ご紹介しました、

”京都古文化保存協会”が主催する、春期の「特別拝観」
いよいよ始まりなのです。






と言っても、毎度更新がいので、実際の拝観期間はとっくにわって
しまいましたが。 (^^;)









大興寺1
そう言いつつも、まずは市バスに乗って「錦林車庫前」を下車。


所在地図に従って、一路テクテクと西の方向へんでいきます。





途中には、お寺への案内表示が幾つもあるので、迷う事はありません。 (^^)









大興寺2
じきにお寺くまでやって来ましたが、それにしても、



このちかけた土塀の風景、以前にも見た記憶があるような・・・。









大興寺3
おお、そう言えばこちら、→社寺巡り京都・左京区「迎称寺」(こうしょうじ) 2011/09/13


の記事でご紹介した、迎称寺(こうしょうじ)さんではありませんか。 (゚д゚)









大興寺4
今回特別公開される大興寺さんは、そのすぐ左どなりだったんですね。





こういう形で、またこの地に訪れる事になろうとは、何だか不思議な


御縁を感じたり・・・。 ( ̄人 ̄)









大興寺5
やや袈裟に言いつつも、大興寺さんの正面に立って、パチリ♪ (^^;)





事前の情報では色々と、多きお寺のようですが、



でもでもこうして拝見すると、しっかりとした造りの山門があり、

趣のある寺院のようです。 (^^)









大興寺6
さてまずは受付で、拝観料800円のお納めを。 (゚д゚)ノ@




そして気持ちを整えまして、いざ潜入~・・・。









大興寺7
アリャ? 山門をくぐっても、お堂らしき建物がありませんよ。 ?(゚д゚)?



係りの方によると、このにある建物内で特別公開が行われているとの事。






とりあえずんで行きましょうか。 (^^;)









大興寺8
大興寺は霊芝山(れいしざん)と号し、臨済宗・東福寺派に属す。


鎌倉のはじめ、比叡山の根本中堂は女人禁制の場であった。その参拝の
功徳を得させるため、建久七年(1196)、後鳥羽上皇の勅願により、


上立売五辻芝の地に叡山中堂の薬師仏をした本尊薬師如来像及び、
堂宇が建立された。

(以下、拝観の手引きより抜粋。)






なるほど、当時の比叡山の根本中堂(こんぽんちゅうどう)、いわゆる

総本堂へは、女性が立ち入る事ができなかったんですね。









大興寺9
まずはこちら手水舎でお清めを、と思いましたが、

柄杓も無いので、今はだけ置かれているようです。 (^^;)





当初は天台宗の寺院であったが、貞和年間(じょうわねんかん:1345~50)に、
足利尊氏の帰依により堂宇を再興、東福寺の僧・潭月寂燈(たんげつ
じゃくちょう)を招いて中興とし、臨済宗の寺院となった。









大興寺11
ちなみに、境内のお庭は撮影OKとの事ですが・・・、


お庭と言いますか、単なる空き地のような趣も。 (^^;)    ←(コラ)






以来、応仁年間の兵乱、天正年間(1573~92)の京極今出川への移転、

寛文年間(1661~73)の京都大火などを被ったが、伝来の霊尊像は
擁護されて損失をれた。









大興寺10
こうして拝見すると今は伽藍も見当たらず、民家のような趣になっていますが、


当時は名立たる武将、そして皇室からの帰依も篤かった、とても歴史深い
お寺だったんですね・・・。 ( ̄人 ̄)








さて、いよいよ特別公開の会場内へお伺いしようとしましたが・・・、









大興寺13
これまた普通に民家のような入り口ですよ! (@_@;)



いやホント、どこかのお宅に、お呼ばれにでも来たかの様な感じ。 (^^;)




今まで巡ってきたこの特別公開シリーズの中でも、めての趣に衝撃を受けつつ、

お邪魔します~。 (^^;)









大興寺12
ちなみにいつもの如く、お堂内は撮影禁止なので、写真はパンフレット他より
拝借を。 (^^;)



さっそく室内を拝見すると、やはり社寺好きの人たちによる、安定の
混雑模様。 (^^;)




広さは18畳位でしょうか、狭いながらも多くのお像が安置されています。





お部屋の一角では、御本尊のご説明がまっていますが、フト見ると・・・、









大興寺15
その御本尊様が、右片隅のお部屋に押し込まれていますよ! (@_@;)



家庭用エアコンの設置された4畳半ほどの和室に、御本尊が展示されている
光景は、やや衝撃的。 (^^;)




四方を取り囲む四天王の配置も、通常とは異なるような・・・。 (^^;)






でもでも、ありがたい仏様である事に変わりはありません。 ( ̄人 ̄)









大興寺27

御本尊

・薬師瑠璃光如来坐像(やくしるりこうにょらいざぞう)





東方の浄瑠璃世界の境地を表したこちらの御本尊。 とある古書によると、

かの有名な仏師・運慶(うんけい)の作なんだそうな。




日光菩薩・月光菩薩を脇侍としていながらも、今は現存していないとは残念。





左手には薬壺(やっこ)を持ち、左手は施無畏印(せむいいん)を結ばれ、
我々衆生(しゅじょう)を救わんとされているんですね。






現在は保存のため取り外されているとの事ですが、火焔の透かし彫りに七仏薬師や
迦陵頻迦(かりょうびんが)を配した光背を有しているとか。





本来は、秘仏であるこちらの御本尊様。





こうして特別公開でお姿を拝見できる事に感謝し、改めてお参りを・・・。 ( ̄人 ̄)









大興寺16
続いて、関帝像(かんていぞう)も拝見。


三国志演義に登場し、関帝聖君とも呼ばれる人物、まさに関羽(かんう)
その人なんですね。




中央の玉座に致し、左右のお像は関平(かんぺい)と 関興(かんこう)。





制作年代・作者が不明とは残念。 


でも高さ約八寸とさいながら、いずれも玉眼入りの重厚な造りです。




鮮やかな色の残る彩色木像に、思わず見入ってしまいます。 ( ̄人 ̄)





ちなみに関羽は武運の神。 この関帝像は、足利尊氏が中国から取り寄せて、
戦場での守り神として携行していたそうな。






当時名を馳せた屈強な武将・尊氏公も、やはりの拠り所は

必要だったんですね・・・。









大興寺17 大興寺17
さて十一面観音様にお参りした後、最後は十二神将像の拝見を。




「十二夜叉大将」(じゅうにやしゃたいしょう)や「十二神明王」(じゅうにしんみょうおう)
とも呼ばれ、薬師如来・薬師経を信仰する者を守護するとされる十二体の武神。





いずれも憤怒面(ふんぬめん)で、それぞれが七千、総計八万四千の眷属夜叉
(けんぞくやしゃ)を従えているんですね。









大興寺19 大興寺20
昼夜十二時を護持するという云われから、頭上に十二支をシンボルとして
配されているのが興味深い。



神将の怖いお顔に反して、頭上の十二支たちは可愛らしいのが対照的。 (^^;)





でもよく拝見すると、手や持物(じぶつ)が失くなっていたり、塗装が剥がれていたりと、
全体的に保存状態がやや気になるところです。





ちなみに午(うま)と巳(へび)の神将は、現在修復の為、京都国立博物館に収蔵
されているんだそうな。






他の神将も続いて、是非修復して頂きたい・・・。 ( ̄人 ̄)









大興寺21
さてここで、人出が多いながらもスキを狙って、少々き込み調査を。 (^^;)




係りの方に、色々と謎の多いお寺の現状についてお聞きしたところ、

一応は今もお寺としては機能しているんだそうな。 (゚д゚)




元々非公開のお寺な事に加え、十年ほど前に本堂を取り壊してからは

訪れる人も、奥の墓地に墓参りに来る檀家さん位になったとか。






なるほど、最初に入ってきて空き地だと感じた場所に、本来は御本堂が
あった訳なんですね。 (^^;)









大興寺22
現在は御住職が住まわれる住居だけになり、こうして民家な趣だけが
残っている事に、妙に納得。 (^^;)





でも、結構人出がくて、なぜ御本堂が取り壊されたのか、またなぜ今回
公開されるに至ったか等など、


その他の経緯をあまり詳しくお聞きできなくて、残念。 (´д`)









大興寺23
さて、また長居したので、そろそろおいとましましょうか。





同じご説明を何度も何度も聞いている内、もう1時間以上も

居座っているので。 (^^;)    ←(迷惑です。)









大興寺24
ちなみに御朱印はされていないとの事。 (^^;)




事前に頂いていた情報と、通常非公開のお寺ではよくある事なので、

ショックは少なめです。 (^^;)









大興寺26
さてさて、そんなこんなで、京都・2013年春期・特別公開 「大興寺」
(だいこうじ)。



規模は小さいながらも、歴史上重要な役割を担ってきたお寺で、
良いお参りをさせて頂きました。 ( ̄人 ̄)



狭小スペースに、所狭しと仏様が祀られている光景も、ある意味新鮮
だったような。 (^^;)





この周辺は貴重な文化財がありながらも、非公開の寺院が多いそうな。



今後少しずつでも、この特別公開シリーズで公開頂きたいものです・・・。 (^^;)






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