1/20(日)。 京都・右京区は、東海庵(とうかいあん)へ行って参りました。





毎度更新が遅く、もう先月のお話になりますが、


本日のお目当てはズバリ、コチラ。 (^^;)








東海庵31
京都市観光協会(公式サイト)が主催する、第47回・「京の冬の旅」

題した、非公開文化財特別公開。





この特別公開では毎年冬と夏、1つのテーマを基に、普段は見学する事の
出来ない社寺や、建築・庭園・仏像など、期間限定で拝観できるので、


ワタクシはいつもしみにしているんです。 (^^)









東海庵34

・開催期間 : 平成25年1月10日(木)~3月18日(月)



・もう一つの特別公開と比較して、開催期間が長いのも
ウレシイところです。 (^^;)






ちなみに今回の開催テーマは、NHK大河ドラマ・八重の桜放映記念
として、主人公・新島八重(にいじまやえ)ゆかりの寺や、


優美で高雅な文化財を秘めた門跡寺院を中心に、様々なジャンルから
特別公開されるんですね。



じっくりとって行きますよ~。 (^^)









東海庵1
というワケで本日のところ、まずはさらっと妙心寺(みょうしんじ)へ到着。




といいますのも、今回お伺いする「東海庵」は、妙心寺の寺域内にある
塔頭(たっちゅう)寺院だからなんです。









東海庵2
まずは南総門から寺域内へ、静かに潜入~。 ( ̄人 ̄)









東海庵3
すぐ右手の境内全景図で、位置関係を確認しておきましょう。





なんと言っても、臨済宗(りんざいしゅう)・妙心寺派の総本山。


敷地は日本最大という事もあって、その広さは約10万坪にも
及ぶんですね。






寺域内46ヵ所ある塔頭(たっちゅう)の一つに、ご先祖様が眠っているので、
毎年お盆・お彼岸には必ずお墓参りにれているんですが、



の塔頭に訪れる機会が滅多にないので、こうして地図を良く見ておかないと、





迷子になってしまうほどの広さなんです。 (´д`)









東海庵4
ちなみに、その塔頭のほとんどが通常・非公開となっているのも、残念。




この広大な妙心寺。 貴重な寺宝が数多く眠っていると思うので、


機会があれば、もっと公開して頂きたいな~と。 (^^;)









東海庵5
そんな事をぶつぶつ言いつつも、東海庵へ無事に到着♪ (^^;)



南総門からは、比較的り易い場所に位置していました。






方向音痴のワタクシには、助かります。 (^^;)









東海庵6
それでは山門を前に、をお落ち着けまして、いざ潜入~。










東海庵7
開祖は、妙心寺の第十一世住持を務めた悟渓宗頓(ごけいそうとん:
1416-1500)。

文明十六年(1484)に、雪江宗深(せっこうそうしん)から妙心寺敷地の
一部を付与されて、一庵を建立した事に始まる。

(以下、妙心寺展宝物図録より抜粋。)









東海庵10
敷地はそう広くありませんが、落ち着いたのある境内です。





悟渓示寂後、玉浦宗珉(ぎょくほそうみん)が、越前守・斉藤利国(さいとう
としくに)の妻、利貞尼(りていに)の援助を得て整備する。









東海庵9
重厚な造りの鐘楼堂も、間近に拝見。





慶長四年(1599)、石川一宗(いしかわかずむね)が南化玄興
(なんかげんこう)を請じて、兄・一光(かずみつ)の十七回忌を執り行い、
当庵を中興した。






現在の建築は江戸時代のものといわれ、とくに書院は江戸初期に
遡るとされるんだそうな。


こういった貴重な文化財を拝見できるのも、特別公開ならではです。 (^^)









東海庵8
ちなみに今回、妙心寺本坊の方も公開されていますが、お参りとレポは
またの機会に。




どちらかと言うとワタクシ、

塔頭の方が好きなので。 (^^;)    ←(塔頭好きとか)









東海庵11
それでは受付で拝観料600円をお納めし、



お邪魔します~。 (^^;)









東海庵12
ちなみに今回の東海庵の見どころは、お庭。 (゚д゚)



趣の異なる3つのお庭が見ものだそうなので、じっくりと拝見して行きましょう。









東海庵13
順路に従い、まずは方丈(ほうじょう)へ。




右手のお部屋、礼の間(らいのま)から順に拝見していきますが、


例によってお堂内は撮影禁止なので、









東海庵35
写真はまたまたパンフレットより拝借。 (^^;)



というワケで、中央の「室中の間」も拝見。 (^^;)






通常の寺院であれば、御像は「釈迦如来」や「阿弥陀如来」がお祀り
されていますが、こちらでは奥の仏間中央に、御開祖である

悟渓宗頓(ごけいそうとん)の木像がお祀りされているんですね。



その両脇には、東海庵の歴代住職の御位牌、そして孝明天皇
御位牌も安置されています。





合わせて静かにお参りを・・・。 ( ̄人 ̄)







あと、各お部屋の襖絵は、狩野派の絵師による作なんだそうな。


正確な作者・年度は不明ながらも、繊細なタッチで描かれた絵は
とても印象的です。









東海庵15
続いてお庭を鑑賞させて頂きましょう。



まずは、方丈南庭の枯山水庭園・白露地の庭(はくろじのにわ)。






江戸時代の禅僧・「東睦宗補」(とうぼくそうほ)による作庭だそうですが、



庭内はガラ~ンと見事に、何も無い。 (^^;)






いやホント、白砂が一面に敷き詰められただけで、木も草も何一つ
配置されていません。









東海庵16
唯一、お庭の隅っこに、棗形(なつめがた)の手水鉢があるだけ。 (^^;)





こちらのお庭では、不要なものは一切置かない事で、禅宗のテーマである

「無」の世界を表現しているんだそうな。



う~ん、なるほどな作庭の意図を感じます。





ちなみにここは、厳しい修行の場でもあるんですね。









東海庵17
凍て付くような冬空の日でも、ここに修行僧がズラリと並んで、この何も無い
お庭と対峙し、座禅を組むんだとか。




お庭から一切の不要なものを排除する事で、より集中して無の境地に
近づけるように、という作庭意図もあるそうなので、


これまたが深い。 ( ̄人 ̄)









東海庵18
ワタクシも少し座って、何も無いお庭と対峙・・・。 ( ̄人 ̄)






でも、5分も経たない内に、


足の指先が、大変とうございます~。 ( ̄人 ̄;)    ←(軟弱)





いや、この日も冷え込みがとてもしいんです。 (^^;)




でも修行僧の方々は、ここで裸足で何時間も座禅を組まれるというから
スゴイ。



禅宗の修行の厳しさを、垣間見ました。 ( ̄人 ̄)









東海庵19
そう言いつつもワタクシは、早くも修行に挫折。 (^^;)




順路に従って、へ進みます。 (^^;)









東海庵21
そして2つ目のお庭、書院と方丈との間の壺庭を拝見。




わずか七坪の広さで、大小七個の石を配した書院南庭なんですね。









東海庵22
真ん中のへそ石を軸に、白砂で同心円状の波紋が描かれて、美しい。




これは、宇宙そのものを表している、はたまた輪廻を表現しているなど、

色々な意図が込められているそうな。





でもここは禅宗のお寺らしく、最終的には見る者の感性に委ねられているとか。





お庭の周りをグルグルって鑑賞すると、また違ったものに見えてくるとの
事なので、



ワタクシも、グルグル~・・・。  ~~( ̄人 ̄)









東海庵23
りすぎて、も回ってきました。 (^^;)





う~ん、平凡ながらワタクシ的には、「大海に浮かぶ七つの島」、くらいで


自己納得して、次へ向かいましょう。 (^^;)









東海庵24
さて3つ目で最後のお庭、書院西庭・「東海一連の庭」




こちらのお庭は、不老不死の神や仙人が住むといわれる、蓬莱(ほうらい)・
方丈(ほうじょう)・瀛洲(えいしゅう)の三つの島を表しているんですね。






右手の方には3本の松、そして鶴石・亀石の床石が配置されており、

いわゆる理想郷を表現しているんだそうな。









東海庵25
中央には、大きな三つの石が。



これは三尊石といって、「釈迦三尊」・「阿弥陀三尊」などの仏様
表しているとの事。 ( ̄人 ̄)









東海庵26
そして左手には飛び石が敷かれており、お茶室へ繋がる露地の庭
なっているんですね。





こうして一つのお庭に、三つの表現が詰め込まれているのは、非常に
珍しいんだとか。



そういったことから、史跡名勝の庭園になっているのもうなずけます。





それにしてもこちらのお庭、一つ目の何もかったお庭と同じ、東睦宗補
(とうぼくそうほ)が手がけたお庭だったとは、きです。





う~ん、優秀な作庭家は何でも出来るんですね~。 スゴイ。 (^^;)









東海庵27
最後に書院では、近江八景の元となったといわれる瀟湘八景
(しょうしょうはっけい)の図や、襖絵などを存分に拝見しますが・・・、




もう閉門のお時間との事なので、そろそろおいとましましょうか。 (^^;)





時間を忘れて、また長居してしまいました。 (^^;)









東海庵29
受付で御朱印を頂いて帰ろうかと思いましたが、残念ながら御朱印は
されていないとの事。




ちなみに通常非公開のお寺では、よくある事です。 (^^;)









東海庵30
さてさて、そんなこんなで、2013年・「京の冬の旅」 特別公開:「東海庵」
(とうかいあん)。



まだまだい中、久しぶりに禅宗のお寺で、身の引き締まるお参りを
させて頂きました。 ( ̄人 ̄)



それぞれに趣の異なる3つのお庭もたっぷり拝見できて、大満足。 (^^)






普段は非公開の社寺・文化財を、こうして特別に拝観できるのって、
ホント心がかになって、いいものですね~。




他の箇所もまたマイペースで、ゆっくりと巡って行きたいと思います。 (^^;)






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