8/26(日)。 大阪市・平野区は大念佛寺(だいねんぶつじ)へ
行って参りました。





毎度更新が遅くなって、また先々々週前のお話になったり・・・。 (^^;)









大念佛寺1
そう言いつつも、まずはJR・平野駅からスタート。





ちなみに本日は、この付近に御用があって来たのですが、


せっかくなのでまた足を伸ばして、1ヵ所くらいはっておこうかな~と。






でも何だか最近、このパターンで大阪市内方面の社寺巡りが
多いような気も。 (^^;)









大念佛寺2
今回も駅の周辺地図で見つけたお寺ですが、徒歩5分ほどで案内看板が
見えてきました。





どうやら「融通念仏宗」の総本山であるらしく、かなり大きな寺のようです。









大念佛寺3
駅から南へ5分ほど進むと、無事お寺へ到着♪





山門前には、たくさん自転車が停まっていますね。



地元の方のお参りが多いのかもしれません。









大念佛寺4
その山門には、「大源山」(だいげんざん)の扁額が掲げられています。




後西(ごさい)天皇の皇女で、京都・宝鏡寺の本覚院(ほんがくいん)は
宮徳厳尼(みやとくごんに)の真筆なんだそうな。





門・扁額共に、大阪市の有形文化財に指定されているんですね。







それでは気持ちを整えまして、いざ潜入~。









大念佛寺5
おお、さすがは融通念仏宗の総本山。 境内はかなりのさです。





それでは本日も、お参りさせて頂きますよ~。 (^^)









大念佛寺6
1127年、聖徳太子信仰の厚かった良忍上人(りょうにんしょうにん)
が四天王寺に立ち寄った際、太子から夢のお告げを受け、


鳥羽上皇の勅願により平野に根本道場として創建したのが始まりである。

(以下、お寺の縁起書より抜粋。)







なるほど、良忍上人とは平安時代後期の天台宗の僧で、融通念仏宗の
御開祖でもあるんですね。









大念佛寺7
まずはこちら手水舎でお清めを。



それにしても、まだまだい日が続きますね~。


水が冷たくて、気持ちいい。 (^^;)






当寺は平安末期以降広まった念仏信仰の先駆けとなり、国産念仏門の
最初の宗派で日本最初の念仏道場といわれる。









大念佛寺8
ちなみに「融通念仏宗」は、浄土教の一派なんですね。




御開祖が比叡山での修行を終えた後、京都大原・来迎院で更なる修行を積み、
阿弥陀様からありがたい偈文(げもん)を授かり開宗した、


というエピソードなども、中々に興味深い。 ( ̄人 ̄)






その後、元禄期(1700年頃)に本山として体裁が整って現在に至るそうな。









大念佛寺9
それではいよいよ、御本堂へ。




御本尊

・十一尊天得如来(じゅういっそんてんとくにょらい)






これまで多くのお寺をって来ましたが、あまり聞き慣れない御本尊様の
お名前のような・・・。









大念佛寺10
それにしても、大変立派な御本堂です。





お賽銭をすべり込ませ、手順正しく、静かにお参りを・・・。 ( ̄人 ̄)









大念佛寺11
御本堂内へれそうな雰囲気だったので、そのまま



さらっと潜入~。  ~~( ̄人 ̄)   ←(また)









大念佛寺12
というワケで、お堂内へお邪魔を。 (^^;)





これまた御堂内も立派な造り。



天井から吊るされた長いお念珠、そして豪華な天蓋(てんがい)が目を惹きます。






御本尊様は秘仏なのでしょうか。


厨子の扉が閉まっていて、お姿を伺い知る事はできません。






でもでも、こうしてお堂内にまで入らせて頂けたのもご縁です。




改めて正座して、お参りさせて頂きます・・・。 ( ̄人 ̄)









大念佛寺13
さて、ご本堂のあとは、境内の各お堂にもお参りに行きましょう。 (^^)









大念佛寺14
こちらは、伝教大師作と伝えられる聖観音立像が祀られた、円通殿
(えんつうでん:観音堂)。





左右には、大通上人が募った日月祠堂位牌(にちがつしどういはい)が
安置されています。









大念佛寺15
そして順に、縛魯拏天八大龍王(ばろだてんはちだいりゅうおう)へと
って行きます。





お堂内を拝見すると、どうやら修験道と深く関わりがあるようです。




神仏習合を感じつつ、静かにお参りを・・・。 ( ̄人 ̄)









大念佛寺16
こうして案内図を拝見すると、境内にはくのお堂が点在しています。




さすがは総本山と言いますか、なかなかにお参りのし甲斐が
あるな~と。 (^^;)









大念佛寺17
おや、その境内の一角に、「幽霊博物館」なる案内を発見。




う~ん、文字のフォントも幽霊をイメージしているんでしょうか、

滴った感じがチョト不気味。 (^^;)






ちなみに入り口でこの展示についてお聞きした所、年に一度だけ、
お寺に伝わる寺宝を公開されるんだそうな。



それも、幽霊に関するものばかり。





なるほど、暑い時期にお寺で幽霊とは、いかにもしくなりそう。 (^^;)









大念佛寺18
しかも入館無料との事なので、ワタクシもさらっと、

お邪魔します~。 (^^;)






中に入ると薄暗く、冷房も強めに効かせてありますよ。



不気味な効果音も流れていて、いかにも幽霊博物館といった演出。









大念佛寺19
さて、まずはガラスケースに納められた「亡女の片袖」にまつわる
縁起絵巻から拝見。





解説書によると・・・、



元和三年(1617)・6月3日、奥州出身巡礼者が箱根権現参拝を終えた
小憩中に亡女が現れ、



「私は摂津の国、住吉の社人・松太夫の妻ですが、今日命尽き、この山の
地獄に堕ちて苦しんでいます。」




この苦を救わんために、平野・大念佛寺で回向(えこう)頂くよう頼んで欲しいと
懇願し、会った証拠に小袖の片袖香合を手渡して消えたんだそうな。








解説を読みながらこの絵巻物を拝見していると、なんだか江戸初期に
タイムスリップして、自分もその場に合わせたかのような気になります。









大念佛寺20 大念佛寺27
ちなみにこちらが、その「片袖」と「香合」(こうごう:お香を入れる器)。




茶の絹地に鶴や亀、そして三つ巴の紋様などがあしらわれた片方だけの小袖、

そして、蟹と繊細な波の意匠が印象的な香合。



細やかな作りで保存状態も良く、思わず入ってしまいます。






これらがい伝えの品かどうかは別としても、


しかと眺めている内に、美しくも不気味に見えてきたり。 (^^;)









大念佛寺21
びっくりした~。 (゚д゚;)





次の間に進むと、幽霊画のお軸がズラリと12幅も展示されて
いるんですね。





いやホント、なんだか怨念のようなオーラを感じて、思わずブルッと
きました。 (^^;)









大念佛寺25  大念佛寺26
いずれも無銘ながら、人に対する恨みやこの世への未練などを、
鬼気迫るタッチで描かれています。




江戸時代に描かれた画を目の当たりにし、平成時代のワタクシが
怖いと感じるのは不思議。



人間の心の弱い部分は、時代を超えても変わらないという事でしょうか・・・。







ちなみに「皿屋敷」など、怪談話を題材にした作が多い中、ワタクシが
印象に残ったのは、骸骨が描かれた「野晒し図」。




人はどんなに栄華を極めた人生を送ったとしても、終末はであり、
到達する所はでしかない事を示しているんですね。






う~ん、なんだかこの世の無常を感じたり。 (^^;)



でもだから、日々を後悔する事無く、一生懸命きよという、お釈迦様の
教えにつながる様な気も・・・。 ( ̄人 ̄)









大念佛寺22
ひとり仏教はこの辺にして、また長居したのでそろそろおいとまを。 (^^;)




こちらで御朱印を頂いてから。 (^^;)










大念佛寺23
御本尊の「天得如来」(てんとくにょらい)と書いて頂けましたが、


あまりに達筆すぎて、お聞きしないと読めない所でした。 (^^;)






ちなみに御本尊は仏像ではなく、お軸に描かれた絵仏なんだそうな。



写真で見せて頂けましたが、如来を中心にして、10体の菩薩が取り囲んだ
来迎図のようなイメージでしょうか。



特に秘仏ではなく、不定期ながら厨子の扉は開けておられるとの事。




また機会があれば、お姿を拝見したい・・・。 ( ̄人 ̄)









大念佛寺24
さてさて、そんなこんなで、大阪府・平野区は「大念佛寺」
(だいねんぶつじ)。



融通念仏宗の総本山で、たっぷりと良い御参りをさせて頂きました。 (^^)





年に一度だけ公開の、貴重な「幽霊博物館」も拝見できて大満足。


暑い中、こちらはホント、やかなひと時でした・・・。 (^^;)






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