京都ヨドバシビル・建設中 その5 2010/7/27の続きで、次は上京区にある
相国寺(しょうこくじ)に向かっています。





地下鉄・今出川駅
と言うわけで、JR・京都駅から地下鉄に乗り換えて、「今出川駅」をスタート。







さて、本日のお目当てはコチラ。
京の夏の旅2010・1
京都市観光協会(公式サイト)が主催する、第35回・「京の夏の旅」
題した、非公開文化財特別公開。




本シリーズは、→社寺巡り 2010年・「京の夏の旅」特別公開 清水寺・「大講堂」 2010/7/14
に続く、第二段になります。(^^)








瑞春院1
さて、京都御所を臨みながら今出川通を抜けて、じきに到着♪



ちなみにこちら「相国寺」(しょうこくじ)は、臨済宗(りんざいしゅう)・相国寺派の
大本山なんですね。




それではひとまず総門をくぐり、お邪魔します~。








瑞春院3
まずは入り口すぐ横の、全景図で位置を確認。

こうして見ると、かなり広い。





左上の方には、以前→社寺巡り 京都・「金閣寺」(きんかくじ) 特別公開・「方丈」編
2010/6/8
で訪れた、金閣寺が標されています。




なるほど、そう言えば金閣寺は、相国寺派の山外塔頭(さんがいたっちゅう)に
あたるお寺でした。








瑞春院4
禅寺特有の、一直線に伸びた「七堂伽藍」(しちどうがらん)を臨みながら、
参道を進んでいきます。



ちなみに京都には、禅寺の総本山が幾つかありますが、こちら相国寺は「建仁寺」
(けんにんじ)のような観光寺ではないので、訪れる人はまばらです。






ワタクシは、その方がゆっくり拝見できてありがたいんですが。(^^;)








瑞春院5
そうこう言っている内に、境内の最西端に位置する塔頭、「瑞春院」
(ずいしゅんいん)に到着。



ちなみに今回の特別公開は、本坊も公開されていますが、お時間的
こちらを優先しました。




ワタクシ、「塔頭」が好きなので。(^^;) ←(塔頭が好きとか)








瑞春院6
前置きが長くなりましたが、それでは潜入~。(^^;)


いきなり立派な庫裏(くり)が目に飛び込んできます。




足利義満公が一山派、雪村友梅(せっそんゆうばい)禅師の、法嗣太清
(ほっすたいせい)和尚を相国寺に迎請する為、その禅室として雲頂院を創設。
(以下、お寺の案内看板より抜粋。)








瑞春院7
趣のある前庭をゆっくりと眺めながら、石畳を進んできます。



その後、雲頂院は兵火により瑞春軒に合併。瑞春軒は亀泉集證(きせんしゅうしょう)
和尚が1466年~1484年(文正・文明年間)の間に創設。








瑞春院8
ふと振り返ると、


すぐお向かいは「同志社大学」なんですね。(^^;)




亀泉集證は、陰涼軒日録(おんりょうけんにちろく)を編集した僧録司(そうろくす)の権威である。

寺宇は天明年間に焼失し、弘化から嘉永まで1845年から1849年の間、再建され今日の
瑞春院に至る。








瑞春院9
こちらには、ひょうたん型にくりぬかれた手水鉢が。 これは珍しい。



直木賞受賞の名作、「雁の寺」(がんのてら)の舞台として有名であり、作者の
水上勉(みずかみつとむ)氏が雛僧(すうそう)時代を過ごした禅院である。




かの有名な、直木賞受賞作ですね。




と言いながらワタクシ、読んだ事ありませんが。(^^;)








瑞春院10
それではこちら受付で、拝観料600円をお納めし、お邪魔します~。

中は撮影禁止です。



まずは、梅村景山(うめむらけいざん)筆、「寒山拾得」(かんざんじっとく)と
「八方睨(にら)みの龍」図を拝見。 


入り口から撮ったところ、ちょっと写ってしまいました。(^^;)






ここでも係りの方が、お寺の事や寺宝、そして水上勉氏に関して説明して下さいます。




氏は9歳の時に福井から出てきて、このお寺で得度されて、13歳まで修業されたそうな。

その時の体験をもとに書かれた作品が「雁の寺」。





氏が幼い頃、つらい修業の中、いつも心の慰めに見ていた「雁」の襖絵。


実は描かれているのは「孔雀」だった、という事実を、

大人になってこの寺を再訪した時、初めて知ったというエピソードは面白い。






その襖絵も拝見しましたが・・・、どう見ても「孔雀」です。(^^;)

小さい頃の思い込みだったんでしょうね。




それに、「孔雀の寺」というのもしっくり来ないので、「雁の寺」の方が
趣があっていいかも。(^^;)








瑞春院11
御本尊の「阿弥陀三尊仏」にお参りさせて頂いたあと、( ̄人 ̄)

南庭の枯山水、「雲頂庭」(うんちょうてい)を拝見。



落ち着いた禅的な趣があるお庭です。








瑞春院12
続いて、こちらの間へ。



ちなみに水上勉氏、幼い頃は「仏間」以上の間に入る事を許されず、

大人になって再訪した時に、初めてここに入って見てビックリ。








瑞春院19
なんと、この上間(じょうかん)の間には、「雁」の絵がズラリと描かれていたんですね。


あまりの奇遇に、氏は「背筋に寒気が走った」と、のちの随筆に残されたそうな。




結果的に、本当に「雁の寺」だったとは。 スゴイ実話です。








瑞春院13
北側に出て、今度は「雲泉庭」(うんせんてい)を拝見。


池泉(ちせん)回遊式庭園で、南庭の枯山水とはまた違った趣。




向こうにはお茶室の「久昌庵」(きゅうしょうあん)も見えます。



では、ゆるりと回遊、回遊。(^^)








瑞春院14
ちなみに、こちらお茶室の雨どいを支えている垂木(たるき)。



雀の姿を模した、「軒雀」(のきすずめ)という装飾だそうな。




う~ん、こうした遊び心があるのも、禅寺っぽくてイイです。(^^)




でも、目に針金を通されていて、チョト動物虐待っぽくもあったりして。(^^;)








瑞春院15
こちらの間では、狩野探幽(かのうたんゆう)筆のお軸を含め、これまた貴重な
寺宝の数々が展示されています。



係りの方が、随所で説明して下さるのは、実にありがたい。(^^;)








瑞春院16
しばしお庭も拝見。


とても静かで、時折聞こえてくるのは池のがはねる音くらい。





時間が止まっているような感じです。(^^)








瑞春院17
しかし、そろそろ閉門のお時間との事で、おいとまを。


実際に時間は止まってはくれず、残念。(^^;)





最後に御朱印をお願いしましたが、通常非公開のお寺なので、されていないとの事。




これまた残念。(^^;)








瑞春院18
さてさて、そんなこんなで第35回・「京の夏の旅」特別公開シリーズ第二段。


相国寺の塔頭・「瑞春院」 (ずいしゅんいん)。




直木賞受賞の小説「雁の寺」の舞台として登場するお寺で、たっぷりと拝観させて頂き、
大満足です。(^^)






機会があれば、一度「雁の寺」、ちゃんと読んでみようと思います。(^^;)







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