社寺巡り 兵庫・宝塚市 「宝塚神社」(たからづかじんじゃ) 2015/03/15
の記事の続きで、


次はおとなりのお寺へ向かっています。







宝塚神社24
と言いますのも、神社でのお参りのあと、こちら北側の鳥居から出て帰ろうと

テクテクと坂を下っていたところ・・・、









平林寺1
その途中で鐘楼堂(しょうろうどう)のようなものを発見。 (゚д゚)



これはまさしく、くにお寺があることを示していますよ。









平林寺2
道の脇には何体もの観音様の石像が祀られていますし、更に坂を
下っていくと、伽藍らしき建物も見えてきました。



帰り道ついでと言ってはですが、様子を伺っていきましょう。 (^^;)









平林寺3
そしてじきに道が開けて、無事に到着♪



おお、この敷地はまさにお寺の趣。


先ほどの「宝塚神社」と一本の道でがっていましたが、何か関わりが
あるんでしょうかね。




その前に、まだこちらの寺名すら判っていませんが。 (^^;)









平林寺4
敷地の奥にあるこちらが御本堂である模様。

柱の木札を拝見すると、平林寺(へいりんじ)と記されてあります。



なるほど、こちらが先ほどの宝塚神社の由緒書きに登場した、
隣接の平林寺でしたか。 (゚д゚)



ちなみに「攝津国観音霊場三十三所・第二番」の札所との記載も。




う~ん、ここまで来たら通りして帰る訳にはいきません。









平林寺5
そんなワケで、駅へ向かって帰るのは一時中断して、成り行き的に
お参りスタート~。 (^^;)





平林寺は今を去る約1400年前に、第三十一代・用明天皇の命により、
聖徳太子が創建された寺である。

次いで、千年前には花山法皇が定められた摂津国三十三所の観音霊場
の第二番札所になるほど、古代から現在まで、おびただしい人の心に
安らぎを与えてきた。

(以下、お寺の栞より抜粋。)









平林寺6
まずはこちら手水舎でお清めを。

降り止まない雨に打たれて手も濡れているので、だけ。 (^^;)  ←(コラ)





創建後、一時衰退したが平安時代に入るや、弘法大師の縁に連なる法尼・
如一尼(にょいつに)によって再建された。

830年代、淳和天皇(五十三代)のお妃・真井御前(まないごぜん)が
宮廷生活の隠微な争いに無常を感じ、都を逃れ、現在の兜山・神咒寺
(かんのうじ)を建立、弘法大師の弟子となられた。





なるほど、この時お妃に仕えた侍女の一人が、如一尼だったんですね。









平林寺7
階段を下りて寺域を拝見すると、修行大師のお像が祀られています。

側から下りて来たので、今やっと全景を把握したり。 (^^;)





如一尼の父は和気真綱(わけのまつな:天皇の側近)で、弘法大師の
姻戚でもあり、

陰に陽に大師の真言密教確立に援助を惜しまなかったばかりか、高雄山寺で
大師から金剛界の灌頂(かんじょう)を授けられたほどである。

如一尼は摂津・播磨を管理する大掾を命ぜられ、平林寺を復興させた。





そのような弘法大師との御縁から、如一尼は平林寺の復興を手掛けるに
至ったワケですか。



それにしても、創建の「聖徳太子」に始まり、お寺に関わってきた方々が
皇家繋がりで、そうそうたる面々。 (^^;)









平林寺8
阿弥陀堂もフレームに入れて1枚、パチリ♪




時は下り、たび重なる兵火と明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)
の流れと、そして第二次世界大戦後の農地解放などで、壮大を誇った大伽藍
は幾度か再建され、寺域も削られて、現在の平林寺となった。

現在は「こころの道場」として、老若男女から厚い信仰と祈りを受けている。





廃仏毀釈は明治時代に興った仏教排斥運動なんですね。



し、迦の教えを(こわ)す」、という意の「廃仏毀釈」。



この施策によって、当時破壊された全国の寺院・仏像は数知れず。


こちら平林寺もその犠牲となり、往時の規模も縮小を辿ったワケですか・・・。









「ゴォ~ッ。」
平林寺9


びっくりした~。 (゚д゚;)




阿弥陀堂のすぐ後ろには、阪急電車の今津線が通っているんですね。



いや、歴史回想モードに入っている時にちょうど電車が勢いよく通過して、
チョトびっくりした。 (^^;)









平林寺10
そんな一幕がありつつも、いよいよ御本堂前へ。 (^^;)



それにしても、お寺の沿革にもありましたが、「摂津国三十三所・観音霊場」
は1000年前に花山(かざん)法皇が定められたんですね。



中でも平林寺をその二番札所と定められたのは、往時の人々の崇敬が
厚かった大寺院だった事を、今に物語っているのかも知れません・・・。









平林寺11

御本尊


・釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)  宝塚市重要文化財指定





それではお賽銭をすべり込ませ、


手順正しく、心をめてお参りさせて頂きます・・・。 ( ̄人 ̄)









平林寺12
おや、フト御本堂の右手を見ると、お釈迦様に仕える十六羅漢の一人、
賓頭盧(びんづる)尊者像が祀られています。


お寺ではこうしてお堂のに祀られているのを見かけますね。



賓頭盧尊者は、出家修行して身につけた神通力で多くの人々を
救った、大変優秀なお弟子さんだったそうな。



その一方で、お酒が大好きだったんですね。

修行の合間に飲んでいた所をお釈迦様につかり、お堂の外に放り
出されてしまったとか。


なるほど、このようなエピソードから「びんづるさん」は堂外に祀られて
いるワケですか。



ちなみにお顔・身体が赤いのは、お酒にった姿を表しているそうな。






そんな講釈を絡めつつも、スキを狙って・・・、









平林寺13
また御本堂内を撮ってしまいました。  (^^;)



でも、扉がまっているので、うまく撮れずに残念。 (^^;)





しかしながら本日は、先の宝塚神社と同様にもう一歩み込んで・・・、









平林寺14
ガラス戸にスマホを押し当てて、強引に撮ってしまいました。  (^^;)



もうしわけありません。 (^^;)     ←(怒られますよ)





でもホント、多くのお像が祀られた大変立派な内陣です。



ここで改めて、鎌倉時代は恵心僧都(えしんそうず)作と伝わる
御本尊様に、お参りを・・・。 ( ̄人 ̄)









平林寺15
いや、いつもはこんなに踏み込んで撮らないんですが、本日は雨模様で
他に参拝者もないので、つい・・・。 (^^;)




なぜかい訳がましくなりつつ、続けて「観音堂」・「薬師堂」と
お参りして行くワケであります。 (^^;)









平林寺16
おや、そのお堂の前には石造のオブジェらしきものが。


案内板によると、露盤(ろばん)といって、雨露の侵入を防ぐ為に
塔などの屋根の上に置かれたものだそうな。


石造花崗岩で鎌倉時代中期(文永年間)の露盤は、全国的にも
17基しかないとか。



かつては薬師寺の屋根上に使われていたらしく、現在は宝塚市の
重要文化財に指定されているのだそう。



やはり歴史のあるお寺、このような貴重な史跡も残っているんですね。









平林寺17
あと気になったのがこちら、「三十三番・観世音菩薩順礼道」
なる案内板。


そういえば先の宝塚神社から下りてきた時に、何体もの観音様
石像が祀られていましたが、巡礼道になっていたんですね。




解説が書かれていないので詳細は不明ですが、こちらを順に巡れば、
実際の「摂津国三十三所・観音霊場」 を巡ったのと同じ功徳を頂けると、


勝手に判断。 ( ̄人 ̄)    ←(勝手なヒト)









平林寺18
せっかくなので、第一番から順にらせて頂きましょう。 ~(  ̄人 ̄) 



続けて第二番、第三番と、を込めてお参りして行きます。









平林寺19
先にお参りした宝塚神社が見えてきました。


この時点でまだ第六番とは、何気に先がい。 (^^;)




というワケで、少々ペースアップ。    ~~(  ̄人 ̄)









平林寺20
終盤に差し掛かる頃になると、坂をけ下りながら、


流しお参り~。 ( ̄人 ̄ )===     ←(また)









平林寺21
そして第三十三番まで巡って、ついに満願達成。


ありがとうございます~。 ( ̄人 ̄)



いやホント、ミニチュア版の巡礼ながら、妙な達成感。 (^^;)






さて、お参りも充分させて頂いたので、そろそろおいとましましょうか。









平林寺22
その前に、こちら寺務所で御朱印を頂いてから。 (^^;)



しかしながら呼び鈴を押しても全く反応なしで、お留守の模様。



御朱印を「頂ける・頂けない」も、御縁の様なもの。


本日は残念でしたが、またの機会に。 (^^;)









平林寺23
と言いながら、フト寺務所の壁面を見ると、

「ご朱印、ご希望の方は山内各院までお越しください」なる案内が。



「成就院」・「西光院」・「成福院」・「宝壽院」の4カ寺が記されていますが、
どうやらこちら平林寺の塔頭(たっちゅう)寺院の様です。




そちらで頂けるならもちろんお伺いします。 (^^;)









平林寺25
参道を下ると、確かに4つのお寺が見えてきましたよ。



一番近かった「宝壽院」さんで頂く事に。 (^^;)



ちなみに平林寺は不在にされている事が多く、こちら4カ寺で御朱印の
管理をされているそうな。


その他、かつてはおとなりの「宝塚神社」と境内が一体だったものの、
神仏分離で分けられた等々・・・、




そう色々とお聞きしながらも、こちらでは一般参拝を受けられていない様
なので、長々とお伺いするのはえめに。 (^^;)









平林寺26
そうこうしている内に、こちらが頂けました御朱印。



「攝津国三十三所・観音霊場」の分もあるとの事ですが、ワタクシは今の所
巡礼の旅はしていないので、

今回は御本尊の「釋迦如来」(しゃかにょらい)の分を頂きました。



ありがとうございます。 (^^)









平林寺27
さてさて、そんなこんなで、兵庫県・宝塚市は平林寺(へいりんじ)。


先の「宝塚神社」に続いての中、花山法皇と弘法大師にゆかり深い
お寺で良いお参りをさせて頂きました。


「攝津国三十三所・観音霊場」のミニ巡礼もできて、何気に満足だったり。 (^^;)


いつか機会があれば、本物の巡礼もしてみたいですね~・・・。




さて、またえらく更新がくなりましたが、これにて今回の宝塚周辺の
社寺めぐり編は終了。


今回もふらりと訪れましたが、日本全国どこに行っても社寺はあるんですね~。

また出先で時間があれば、色々な所をって行きたいと思います。 (^^;)






powered by TomiryuMap






スポンサーサイト