社寺巡り 京都・2014年 秋期特別公開 「萬福寺」(まんぷくじ) 2014/11/24
続きで、



同じく特別公開の宝蔵院(ほうぞういん)へ向かっています。








宝蔵院1
行きの道で拝見したおなじみの白い案内看板によると、すぐ近くの模様。



ついでと言ってはなんですが、この機会にお伺いしようかな~と。 (^^;)




ちなみに萬福寺の境内からは一度外へ出ますが、同じ山内にある塔頭
(たっちゅう)寺院という位置づけなんですね。









宝蔵院2
そう言っている間に、徒歩2分ほどで到着♪


これまた予想以上に距離で、助かります。 (^^;)




それにしても、閉門のお時間も近いのに、結構人が入って行きますね~。



萬福寺からほど近いとあって、その帰りに立ち寄る人が多いようです。 (^^;)









宝蔵院3
山門脇に、重要文化財・「鉄眼版一切経版木収蔵庫」との木札が
掲げられています。


こちらの収蔵庫も拝観できるようなので、しみ。 (^^)




何はともあれ、まずは気持ちをえまして、いざ潜入~・・・。 ( ̄人 ̄)









宝蔵院4
黄檗山宝蔵院は、寛文九年(1669)一切経の開版を志した鉄眼禅師(てつげん
ぜんじ)が、隠元禅師から黄檗山内に寺地を授かり、藏板・印刷所として建立した
ものである。

(以下、拝観の手引より抜粋。)






鉄眼禅師は肥後国、現在でいう熊本の御出身だったそうな。


師が26歳の時に、中国から来日されて長崎・興福寺にいた隠元禅師に出会い、
禅の道に入った事が御縁だったとか。









宝蔵院5
門をくぐってすぐに、大きなお地蔵様が祀られています。


まずはお参りを。 ( ̄人 ̄)






難波・瑞龍寺中興開山にも請われた鉄眼道光禅師の最大の功績は、仏教経典の
集大成・一切経(いっさいきょう)を開版したことである。

仏教国日本に一切経版木のいことを残念に思い、寛文4年(1664)頃からこの
大願を抱き、同9年に隠元にその志を告げた。その際、隠元より明朝版大蔵経を授かる。






なるほど、このような経緯から隠元禅師より、寺地共にかったワケですか。









宝蔵院6
その寺域内、今は時代を経て・・・、


木々には多くのグレープフルーツが実っています。 (^^)   ←(違うでしょう)




でもでも、けっこうきな実ですし、本当は何の木なんでしょうかね。 (^^;)






仏教思想は三蔵に収まる。 すなわち釈尊が説かれた「経」と、戒められた「律」、
及び釈尊とその弟子が「経・律」を解説した「諭」の3つで、つまり一切経6,956巻をいい、


精神面はもとより、天文・人文・医術・薬学・人道など社会全般のあらゆる面を説き、
明らかにしたもので、仏教百科事典とも言うべ きものである。










宝蔵院7
古来インドで出来た経文は梵文であり、これをまとめて中国語に訳した高僧が
「玄奘三蔵法師」達であり、日本に広めたのが「鉄眼禅師」である。






こういった仏教の経典を集成して総称したものを、「一切経」や「大蔵経」などと
呼んでいるんですね。



長い歴史を誇る仏教、その経典もまた膨大な数に上るんでしょうね~。 (^^;)









宝蔵院8
版木の今日として、原稿用紙の元になったのもこの一切経といわれており、

明朝体と合わせて今日の「図書・印刷」は鉄眼禅師が文化のルーツとされる
所以である。






う~ん、のフォーマットや、更にはフォントに至るまで、現代に多大な
影響を与えていたとは、



鉄眼禅師の功績、偉大なり・・・。 ( ̄人 ̄)









宝蔵院9
さて、そろそろこの辺りで拝観料をお納めして、御本堂内へ伺いましょう。



いや、さっきから境内をウロウロしているだけで、全然先にんでいない
ので。 (^^;)









宝蔵院10
それではお邪魔します~。 (^^;)




いつもの如くお堂内は撮影禁止なので、写真は外の風景を交えながら、
パンフレットからも拝借を。 (^^;)









宝蔵院11
まずは御本堂の一番奥に祀られた、仏様にお参りさせて頂きましょう。



御本尊


・釋迦牟尼佛(しゃかむにぶつ)





厨子内にはそれぞれ、「毘沙門天」と「地蔵菩薩」も安置されています。




それでは心鎮めて、お参りを・・・。 ( ̄人 ̄)





お堂内には寺宝として、お軸も展示されているので拝見を。



隠元・木庵両禅師、涅槃図、十六善神など数多く展示されていますが、中でも
ここでは一切経つながりで、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)の図が印象的。



一切経を構成する「経・律・論」の三蔵に精通した僧を三蔵法師といい、

中でも西遊記などで特に有名なのが、「玄奘三蔵」なんですね。




天竺へ経典を求めに向かう、道中の一場面でしょうか。


江戸時代作のお軸ながら、鮮やかに残ったお姿に思いを馳せます。









宝蔵院12
鉄眼禅師坐像も祀られているので、お参りさせて頂きます。 ( ̄人 ̄)



禅師の最大の功績は、仏教経典の集大成である一切経を開版した事。


刊行にあたっては、全国行脚を行って施財を集めたんですね。



でもその地道に集めた資金、1度目は天災飢饉、そして2度目は大洪水
による被害の救済に使われてしまったとか。



被災した住民を救うために、集めた資金を二度にも渡ってしげもなく投げ出さ
れた鉄眼禅師。


一切経開版の影にも偉大な功績を残されていたんですね。 ( ̄人 ̄;)




その後は再び施財を募り、17年の歳月をかけて開版事業を達成されたそうな。









宝蔵院13
その印刷に使われた版木の実物が今回、特別公開されているんですね。


またたっぷりご説明もお聞きしたので、ここで外に出て裏手の収蔵庫
向かいましょう。




おっと、受付で御朱印帳を受け取ってから。 (^^;)



いや、先の萬福寺での件もあったので、初めに受付でお聞きしたところ、
お帳面を先にお預けしておく、番号札き換え制との事。



れずに受領しておかねば。 (^^;)









宝蔵院14
これは予想をえる規模の収蔵庫。 (゚д゚;)


いやホント、もっと小さなみたいなのを想像していたので。 (^^;)




それにしても、すぐ裏手にる、このコンクリート製の巨大な経蔵庫。



御本堂との対比に和感すら覚えたり。 (^^;)









宝蔵院15
そんな細かい事はいておいて。 (^^;)




さてこちらでの見学は、先の拝観料に含まれているんですね。



受付も特になく、い込まれるようにお邪魔します~。 









宝蔵院17
`;:゙;`;・(゚ε゚; )ブッ!!



内部はこれまた、予想をかに超える規模! (@_@;)



全6,956巻、版木の数はなんと、総計6万枚にも及ぶそうな。


しかも、その版木の全てが重要文化財だとか。




う~ん、博物館レベルの規模に、ホント驚き。 (^^;)









宝蔵院18
おや、その収蔵庫の片隅で、手刷りの実演をされている職人さんが
居ますよ。 (゚д゚)



ちゃんと許可を頂いて、パチリ♪ (^^;)




使われている紙は黄色いんですね。



黄檗樹(おうばくじゅ)といって、和名ではキハダ。 本来はこの樹液で
染色していたそうな。



中国で黄色は高貴な色なんだとか。



「黄檗山」という山号が、ここに由来しているというお話も、また興味深い。




版木はすべて、堅くて耐久性に優れた山桜で出来ているんですね。


実際に持たせて頂くと、これまたズッシリと重い。  (^^;)









宝蔵院19
ちなみにこちらの職人さん、江戸時代から続く貝葉(ばいよう)書院という、
木版手摺りで経本や講本を出版販売する、書房の職人さんだそうな。


鉄眼禅師・宝蔵院とゆかりい書房にあたるんですね。



現在でも注文があると、ここにある版木を実際に使って刷られているとか。



版木が重要文化財でに持ち出せないので、ここに出向いて作業されている
というお話には、


妙に納得。 (^^;)




でも、そんなにれるものなのかな~と思って、辺りを見てみると・・・、









宝蔵院20
これまたスゴイ山積みになった完成品群。 (@_@;)



一般の人向けではないでしょうが、それにしても現代でも、相当に需要
あるようです。 (^^;)





あまりお仕事の邪魔をしてはいけませんので、この辺で充分に御礼を申し上げて
おいとまを。



ありがとうございました~。 m(_ _)m









宝蔵院21
最後に、収蔵庫裏手に鉄眼禅師の塔所がある様なので、お参りしてから
帰りましょう。 (^^)




何気にな石段を登り・・・、










宝蔵院22
やや息をらしながら、お参りを・・・。 ( ̄人 ̄;)




何だか最後で、一気に体力を使い切ってしまった感が。 (^^;)  ←(運動不足)








宝蔵院23
そんな事を言いつつも、先ほど頂きました御朱印がこちら。 (^^;)



「鉄眼一切経」(てつげんいっさいきょう)と書いて頂けました。



一般的なお寺だと御本尊の場合が多いんですが、こういった書で頂けるところにも、

またを感じたり。 (^^;)




特別公開期間なのに書きで頂けるのも、またありがたい限り。 (^^;)









宝蔵院24
さてさて、そんなこんなで、京都・2014年秋期・特別公開 「宝蔵院」
(ほうぞういん)。



日本の仏教界にきな功績を残された鉄眼禅師ゆかりのお寺で、大変良い
お参りをさせて頂きました。 ( ̄人 ̄)


収蔵庫では膨大な数の貴重な版木と、実演も拝見できて大満足。 (^^)



ここ最近の特別公開では、特に内容がいと感じた拝観だったような。 (^^;)






さて、またえらく更新がくなりましたが、

2014年 京都・秋季非公開文化財・特別公開編は、これにて終了。 (^^;)



お次の特別公開は、来年1月10日(土)からスタートの、京の冬の旅
シリーズが楽しみ。



そちらもまた、よりで巡って行きたいと思います。 (^^;)






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