3/9(日)。 京都市・右京区は、聖澤院(しょうたくいん)へ行って参りました。





毎度更新がいので、もう先々々週のお話になるんですが。 (^^;)



そう言いつつも、本日のお目当てはコチラ。 (^^;)









祝・ブログ開設五周年10
京都市観光協会(公式サイト)が主催する、第48回・「京の冬の旅」と題した
非公開文化財・特別公開キャンペーン。





このイベントでは毎年冬と夏、1つのテーマを基に、普段は見学する事の
出来ない社寺や、建築・庭園・仏像などを特別拝観できるので、


ワタクシはいつもしみにしているんですよね~。





実際には18日(火)で、キャンペーンは既に終了していたり。 (^^;)




そうこうしている内に、「京都古文化保存協会」(公式サイト)が主催の、春季特別公開も
4/26(土)から始まるし・・・、




う~ん、まずは溜まった社寺ネタから更新をがんばらねば。 (^^;)









聖澤院1
そんな事をブツブツと言いつつも、まずは妙心寺(みょうしんじ)へ到着。 (^^;)




今回お伺いする「聖澤院」は、妙心寺の寺域内にある塔頭(たっちゅう)寺院なんですね。









聖澤院2
南総門前の案内看板を拝見すると、聖澤院のほかには、大法院(だいほういん)と
龍泉菴(りょうせんあん)が公開されています。




ちなみに今回「聖澤院」に訪れた理由は、初公開のお寺だから。 (゚д゚)




いや、他のキャンペーン等でも公開された事はなく、今回が本当の初公開らしいので、
ひとまずお伺いする事にしたんです。 (^^;)









聖澤院3
さて、まずは境内全景図で、位置関係を確認しておきましょう。




なんと言ってもこちらは、臨済宗(りんざいしゅう)・妙心寺派の総本山。


敷地は日本最大という事もあって、その広さは約10万坪にも及ぶんですね。




いや、46ヵ所ある塔頭(たっちゅう)の一つにご先祖様が眠っているので、いつも
お墓参りには訪れているんですが、


の塔頭に訪れる機会が滅多にないので、こうして地図を良く見てから行かないと、
道に迷ってしまうんですよね~。





それにしても、未だに寺域の全容を把握できないほどの広さとは・・・、



改めてるべし、妙心寺。 (^^;)









聖澤院4
先へ進みまして、朱塗りの三門を1枚、パチリ♪



手前のとの対比を狙って撮りましたが、今ひとつ納得のいかない写真に。 (^^;)





いや、社寺でもこうして写真の練習をしながら巡っているんですが、なかなか

思い通りに行かず、難しいですね~。 (^^;)









聖澤院5
法堂(はっとう)の垂木(たるき)を大きくフレームに入れて、大胆なカットで仏殿を狙って
みましたが、


ちょうど団体さんが通って、思いっきり写り込んでしまった。 あらら。 (^^;)









聖澤院6
そんな事をしている中、フト左手を見ると、向かっていた聖澤院はの前だったんですね。



写真撮影に夢中になってり過ぎる所でした。 (^^;)









聖澤院7
何はともあれ、無事に到着。



とりあえずはお邪魔しましょう。 気持ちを整えまして、潜入~。 ( ̄人 ̄)









聖澤院8
創建開祖は妙心寺十八世・天蔭徳樹(てんいんとくじゅ)。勧請(かんじょう)開祖は
十三世・東陽英朝(とうようえいちょう:大道真源禅師)。

(以下、お寺の公式サイトより抜粋。)









聖澤院9
境内の前庭も趣があって、いい感じ。 (^^)





大永3年(1523)、天蔭が細川氏や土岐政房(ときまさふさ)など、かつての東陽の
外護(げご)者に援助を求め、東陽の宗風(しゅうふう)を的承(てきじょう)するため
一院を建立したのをはじまりとする。東陽寂後20年のことである。









聖澤院10
鮮やかな赤い実を付けた南天も、1枚パチリ♪


を転じてとなす」に通ずる事から、お寺では縁起の良い木として
植えられているのを、こうしてよく見かけます。 ( ̄人 ̄)






その後一時衰微したが、文禄3年(1594)、庸山景庸(ようざんけいよう)は外護者・
早川長政(ほそかわながまさ)の私館、黄金の提供を得て、庫裏(くり)、方丈(ほうじょう)、
門、玄関などを造営、再興をなしとげた。









聖澤院11
それにしてもこちらの塔頭、「妙心寺四派」の内、聖澤派の本庵になるんですね。


東海派・霊雲派・龍泉派、合わせて四派それぞれの開祖が、妙心寺発展の大きな
なったというエピソードも、また興味深い。






さて、特別公開のお堂内も拝見しようと、受付へ向かったところ・・・、









聖澤院12
`;:゙;`;・(゚ε゚; )ブッ!!


意外にもスゴイ行列。 (゚д゚;)




いや、妙心寺はどちらかと言うと観光寺ではないので、特別公開といえども
これほど人がているのに少々驚いたもので。 (^^;)









聖澤院13
う~ん、世の中には社寺好きの人って、多いんですね~。 (^^;)



ワタクシもその内の1人なんですが。 (^^;)





そんな事をブツブツ言いながら、拝観料600円をお納めして先へ進むと・・・、









聖澤院14
`;:゙;`;・(゚ε゚; )ブッ!!


これまたスゴイ人。 (゚д゚;)




更に後ろから人が入ってきて、もう満員電車状態ですよ~。 (´д`) ノ




どうやらバスツアーで訪れた団体さんのようですが、それにしてもこの状況、

一般の人を含めて一時入場規制した方がいいんじゃないでしょうか。 (^^;)




身動きがとれず、お庭もお部屋も、よくえません。 (^^;)









聖澤院27
でもそうこうしている内に、バスの時間が押していたようで、団体さんは拝観も
そこそこに去って行かれました。



何だか急に静かになって、が去った後のよう。 (^^;)









聖澤院17
ではワタクシもめて拝観を。 (^^;)


まずはお庭のご説明が始まっているので、ササッと座って拝聴。




こちら趣のある苔のお庭、20年ほど前までは一面のお庭だったそうな。



先代の御住職が開山の500回忌を記念して、自分好みのお庭に変えられたというから
これはしい。









聖澤院18
敷石は奈良県・十津川村産のもの、そして中央には栃木県・那須高原からの
モミジの木が植えられています。


秋にはく染まって、大変綺麗だそうな。




滅多に公開されないお寺なので、気軽に紅葉を拝見できないのも残念です。 (^^;)









聖澤院15
続いて各お部屋も拝見を。


禅宗のお寺では一般的に、前後合わせて6つのお部屋からなる三間取り形式に
なっているんですね。




入り口に近い部屋から下間(げかん)の間、そして室中の間、上間(じょうかん)の間と、

貴重な襖絵と共にじっくりと拝観して行きます。









聖澤院25
室中の間に御本尊が祀られていますが、襖が閉められているので、仏様のお姿は
拝見できません。


襖絵の公開を優先されているからなんですね。




ちなみにお部屋内は、例によって撮影禁止なので、写真はまたまた
パンフレット他より、拝借。 (^^;)





御本尊


・釈迦如来




お姿は見えずとも、心鎮めてお参りを・・・。 ( ̄人 ̄)






襖絵の獅子図もまた見事で、江戸時代中期に掛けて活躍した狩野派・平戸藩の御用絵師、
片山尚景(かたやまなおかげ)の作。




色は墨一色ながら、ダイナミックに描かれた七頭の獅子は躍動感に溢れており、
思わず見入ってしまいます。









聖澤院16
「聖澤院」と刻まれた扁額も1枚、パチリ♪



朝鮮通信使・雪峯(せっぽう)によって書かれた文字だそうな。



ちなみに朝鮮通信使とは、室町時代から江戸時代に掛けて12回に渡って、
李氏朝鮮より日本に派遣された外交使節団の事なんですね。



その第4回目に、雪峯が写字官として来日された時に書かれた字。





こうして扁額一つを拝見しても、お寺の歴史の深さを感じます。









聖澤院19
上間の間には、中国湖南省・洞庭湖の景色を描いた瀟湘八景図(しょうしょう
はっけいず)も拝見できます。


こういった八景図が日本に入ってきて、琵琶湖の近江八景や、横浜の金沢八景に
繋がって行ったそうな。





それにしても聖澤院、敷地はそんなに広くはなくとも、何気に見どころがい。 (^^;)









聖澤院20
衣鉢(えはつ)の間で、「十牛図」(じゅうぎゅうず)を拝見した後は、順路に従って
書院へ向かいましょう。





でもよく見ると、先は少しみ合っているようです。 (^^;)









聖澤院21
混雑がくのを待つべく、坪庭をパチリ♪ (^^;)




右手に華頭窓(かとうまど)をフレームに入れて、禅寺っぽく撮れたので納得。 (^^;)









聖澤院26
さて先へ進んで、狩野典信(かのうみちのぶ)筆、山水・麒麟図を拝見。 (^^;)



身体は鹿、頭は、脚は、そして尻尾はを合わせた、想像上の霊獣。




古代中国では、聖人君子が現れて良い政治が行われる時に、この麒麟が現れるとか。


想像上の生き物ながら、それほど昔から珍重されて来たとは、歴史的にも興味深い。





ちなみに典信は、暴れん坊将軍として有名な八代・吉宗にも特別に可愛がられたそうな。


若い頃からきん出た絵の才能を発揮して、認められたんですね。





250年前に描かれたとは思えないほど、力強くて生々しく残る襖絵を前に、

思わずち尽くしてしまうほど。









聖澤院22
フリーズしている内に、そろそろ閉門のお時間が近づいて来たようです。




また長居したので、そろそろおいとましましょう。 (^^;)









聖澤院23
最後に、受付で御朱印を頂くのは忘れずに。 (^^;)



中興開山である、雪江宗深禅師(せっこうそうしんぜんじ)と書かれています。




中央に押された麒麟図の朱印も、これまた珍しい。



ありがとうございます。 (^^)









聖澤院24
さてさて、そんなこんなで、2014年・「京の冬の旅」 特別公開:「聖澤院」
(しょうたくいん)。


妙心寺内、本邦公開のお寺で、存分に良いお参りをさせて頂きました。 ( ̄人 ̄)



お庭を含め、襖絵を中心とした寺宝の数々は予想以上。 (^^;)




でもホント、これほど貴重な文化財が日の目に当たらず、眠っているお寺が
まだまだあるんですね~。




これらの文化遺産、時代を超えて継承すべく、

今後もどんどん公開して頂きたいものです・・・。 (^^;)






powered by TomiryuMap






スポンサーサイト